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『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』ホントは怖い!?スピルバーグの映画たち

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『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』ホントは怖い!?スピルバーグの映画たち


悪趣味シーンのオンパレード



 『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』(81)でも、大量の蛇やアークの呪いを受けて顔がドロドロと溶ける様子など、まるでホラー映画かといった描写があったが、「魔宮の伝説」でスピルバーグは残酷度と悪趣味度のボリュームをさらに上げていく。


 インドの宮殿に辿り着いたインディ一行は食事を振舞われる。メニューは生きた蛇にカブトムシの詰め物、目玉のスープ、デザートは切り落とした猿の頭を器にした脳みそのシャーベットである。これら不気味な食事を完全にギャグとして演出するのも悪趣味王たる所以であろう。




 続いて、シリーズを通じたお約束になった「大量のキモい生き物」。本作では大量の虫が登場する。巨大ゴキブリにムカデなど、極めて見た目のキツい虫が集められ床から壁までビッシリと埋め尽くされる。しかも、その中をナイトガウン一枚のウィリー(現スピルバーグの奥様ケイト・キャプショー)が歩かされる。身体を這い上がるゴキブリ。髪の中へもぐりこむムカデ。鳥肌必須で悪趣味全開の名場面である。


 また、死の女神カーリーを崇拝する邪教集団サギーの司祭モラ・ラムによる、カーリーへの供物の儀式では、犠牲者は生きたまま心臓を素手で掴み出された上で、火山の溶岩に牢に繋いだまま落とされる。この描写だが、炎に焼かれる犠牲者を克明に写し過ぎたため、炎のエフェクトを増やし、焼けただれる描写が見えにくくされていたほどである。



 本作では命の安さも閉店セール並である。特に後半の採掘場から吊り橋までのボディ・カウント(死者数)は10や20ではきかないはずだ。そんな中でも凶悪に悪趣味なのは、ちょっとしたジョークや演出の一環で死ぬサギーの手下たちの存在だ。


 採掘場で大暴れするインディたちを捕まえに来たサギーの屈強な男は、ヒョイと鉄のカナヅチを投げる。カナヅチは見張りの頭の上にゴンッ!っと落下。演出はコミカルだが、要は死をジョークにしているのだ。



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