1. CINEMORE(シネモア)
  2. 映画
  3. ブレードランナー
  4. 『ブレードランナー』英国からやってきた男、リドリー・スコットの孤独な闘い
『ブレードランナー』英国からやってきた男、リドリー・スコットの孤独な闘い

『ブレードランナー』英国からやってきた男、リドリー・スコットの孤独な闘い

Index


SF超大作『DUNE』に抜擢された新進気鋭の映画監督



 1980年、イタリアの超大物プロデューサー、ディノ・デ・ラウレンティスの下で、SF超大作『DUNE』の準備に取り掛かっている男がいた。男の名はリドリー・スコット。前年1979年公開のSFホラー『エイリアン』で、それまで誰も見たことがなかった強烈なインパクトをスクリーンに叩きつけ、その名を世界に轟かせていた新進気鋭の映画監督である。


 一方で『DUNE』は製作前からいわく付きの作品だった。もともとは奇才・アレハンドロ・ホドロフスキーの元で製作が進められていたが、資金面等の理由から頓挫。(※ことの顛末は是非『ホドロフスキーのDUNE』を参照してほしい)その後、紆余曲折を経てリドリー・スコットに監督が巡ってくるのであるが、残念ながら『DUNE』がリドリー・スコット監督作品となることはなかった。。製作がうまく進まなかった上に、当時、兄が急逝してしまうという悲劇にも見舞われたリドリーは、あっけなく降板となってしまうのである。


 ちなみに『DUNE』はその後デヴィッド・リンチ監督によって『DUNE/砂の惑星』として何とか公開にこぎつけるが、プロデューサーのディノ・デ・ラウレンティスと揉めに揉めた本作は批評的にも興行的にも惨敗。。大失敗作の汚名を映画史に残すことになってしまう。まさに呪われた作品の『DUNE』であるが、現在何とこの作品のリメイクが始動しているという。しかも監督は『ブレードランナー 2049』を撮り上げたドゥニ・ヴィルヌーヴ!もはや何かの因縁を感じてしまうのは私だけではないだろう。。


 話を『ブレードランナー』に戻そう。リドリー・スコットが『DUNE』の準備をしている頃、ハリウッドでも一つの作品が動き出そうとしていた。フィリップ・K・ディックのSF小説「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」を元に、脚本家ハンプトン・ファンチャーが一本の脚本を書きあげた。脚本の名前は「デンジャラス・デイズ」。これがまさに映画『ブレード・ランナー』の初期稿であり、作品が産声をあげた瞬間だった。





PAGES

この記事をシェア

公式SNSをフォロー

おすすめの
関連映画

counter
  1. CINEMORE(シネモア)
  2. 映画
  3. ブレードランナー
  4. 『ブレードランナー』英国からやってきた男、リドリー・スコットの孤独な闘い