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『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』人間ハン・ソロにフォーカスしたスペース・ウエスタン! ※注!ネタバレ含みます。

『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』人間ハン・ソロにフォーカスしたスペース・ウエスタン! ※注!ネタバレ含みます。


『スター・ウォーズ』正史に接続するストーリー



 脚本を担当したのは、ベテランのローレンス・カスダンとその息子ジョナサン・カスダン。ローレンスは過去に『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』でも脚本を書いた。


 当然ながら、正史におけるハンの設定や言及された過去の出来事を、『ハン・ソロ』のストーリーに巧みに取り込んでいる。具体例を挙げると、腕利きの運び屋ランド・カルリジアンとの賭けに勝ってファルコン号を手に入れる話や、生涯の相棒となるチューバッカと出会うエピソードなどが、ときに予想を裏切る展開をはさみつつ語られていくのだ。




 正史につながるこうした要素の中でも特筆すべきは、『新たなる希望』でハンがファルコン号の性能を自慢した「ケッセル・ランを12パーセクで飛んだ」話だろう。ケッセル・ランとは惑星ケッセルへの航路であり、パーセクは距離を表す単位(1パーセク=3.26光年)。ファンの間ではよく知られる話だが、この台詞はルーカスがパーセクを速度の単位と勘違いしたことで生まれた。その後熱心なファンたちは、ファルコン号がナビゲーションシステムとハイパードライブ航法を駆使して、前例のない最短距離である12パーセクで走破した、という解釈をひねり出した。この「12パーセク」ネタは、『フォースの覚醒』でもハンとレイの会話に一度登場するが、『ハン・ソロ』ではついに、「ケッセル・ランを12パーセク」の逸話が映像化されたのだ。


 “創造主”ルーカスの小さなミスに、ファンたちが筋の通る解釈を与え、それが新作のストーリーラインに組み込まれるという稀有な経緯もまた、強固なファンベースを築いてきた『スター・ウォーズ』ならではの逸話と言えるだろう。



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