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『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』人間ハン・ソロにフォーカスしたスペース・ウエスタン! ※注!ネタバレ含みます。

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宇宙のカウボーイ、オールデン・エアエンライク



 前置きが長くなったが、『ハン・ソロ』の話に移ろう。タイトルから明らかなように、旧3部作におけるメインキャラクター3人のうちの1人であるハン・ソロを主人公に据えた物語だ。『新たなる希望』でハリソン・フォードが演じたハンは、ウーキー族のチューバッカを相棒とする宇宙密輸業者として登場する。ハンはどうして違法な輸送を請け負うパイロットになったのか。また、チューバッカとどのように出会い、愛機のミレニアム・ファルコン号をどうやって手に入れたのか。そうしたハンの人物像が形成されていった過程を、『新たなる希望』から10年前にさかのぼって解き明かしていくのが本作の主眼となる。


 3,000人以上の候補者の中からオーディションを勝ち抜いたのは、1989年生まれのユダヤ系アメリカ人俳優オールデン・エアエンライク。14歳の時に友人と撮ったホームムービーを、たまたま目にしたスティーヴン・スピルバーグが気に入ったことで、エージェンシーを紹介される。10代後半でテレビドラマに単発で出演したあと、19歳でフランシス・フォード・コッポラ監督の『テトロ 過去を殺した男』(2009)で映画デビュー。その後も、主演した『ビューティフル・クリーチャーズ 光と闇に選ばれし者』(2013)、ウディ・アレン監督の『ブルージャスミン』(2013)などで順調にキャリアを築き、ジョエル&イーサン・コーエン兄弟監督作『ヘイル、シーザー!』(2016)の西部劇スター役が絶賛されて一気に知名度を上げる。




 『ヘイル、シーザー!』でも顕著だった軽妙な演技と達者なアクションというエアエンライクの持ち味が、『ハン・ソロ』でも存分に発揮されている。今作の物語は、銀河のスラム地帯・惑星コレリアで育ったハンが、恋人キーラ(エミリア・クラーク)を伴い脱出を試みるところから始まる。恋人との幸福な人生を夢見る若者が、「はったり」と機転と行動力で幾多の試練を切り抜けて成長する姿を、エアエンライクははつらつと、ときには繊細に、随所でユーモアも添えながら熱演した。


 ちなみに、『新たなる希望』を監督したジョージ・ルーカス自身が認めたように、オリジナルのハン・ソロのキャラクターには、西部劇映画でジョン・ウェインが演じたようなカウボーイのイメージが重ねられていた。『ヘイル、シーザー!』で西部劇スターを演じたエアエンライクが、続いて“宇宙のカウボーイ”に扮することに、なにやら運命的なものを感じてしまう。



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