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『ダークシティ』R指定の理由が「奇妙だから」!?公開20周年を迎える奇想天外なSFノワール

『ダークシティ』R指定の理由が「奇妙だから」!?公開20周年を迎える奇想天外なSFノワール

※本記事は、物語の詳細に触れていますので、未見の方は映画鑑賞後にお楽しみいただくことをお勧めします。

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『タイタニック』大ヒットの陰でひっそりと生まれた異色作



 1998年、3月。アメリカの興行ランキングは相変わらずの『タイタニック』の天下が続き、この歴史に残るセンセーションの前にはどんな映画も全く太刀打ちできないように思えた。


 そんな中で全米公開日を迎えた『ダークシティ』の上映規模は、一般的な新作映画からすればほぼ半分とも言える1,700館程度。その上、不本意なことに、本作はアメリカ映画協会(MPAA)から「R」というレーティング判定が下されていた。脚本家として携わったデビッド・S・ゴイヤーの言をそのまま借りるなら、「彼らは特にこれといった理由もなく、ただ『奇妙だから』という理由でR指定にした。どうせRを食らうんだったらもっとやってやろうと、僕らはこれまで抑えていた性や暴力の描写をさらに追加することにした」とのこと。


 結果、ボックスオフィスでは初登場4位。その後、ズルズルとランクを落とし、一か月にも満たないうちに本作は闇へ消え去った。制作費は2,700万ドルほどだったというから、世界興収はそれと全くトントンといったところか。




 奇妙だから————。確かにこの映画を単刀直入に表すならばその言葉がいちばんシックリくるかもしれない。何しろ物語の冒頭からして観客は全くの混沌へと突き落とされるのだから。


 主人公は記憶を失った男。自分が何者なのか、ここがどこなのかも皆目分からない。そうやって彼は今この瞬間から、いわば観客と同じ目線で、暗闇に閉ざされた不気味な街をさまよい、幾つかの異常事態に気付き始める。すなわち、どうやら自分が殺人事件の犯人として追われていること。警察とは別に、黒づくめの怪しい人影が追ってきていること。この街はなかなか「夜が明けない」ということ・・・。




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