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『ヒューゴの不思議な発明』 オートマトン(自動人形)の謎と幸福なフィナーレ

『ヒューゴの不思議な発明』 オートマトン(自動人形)の謎と幸福なフィナーレ

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史実に基づくメリエスの描写



 筋金入りの3Dマニアであるマーティン・スコセッシが監督した『ヒューゴの不思議な発明』。本作は、映画のパイオニアであるジョルジュ・メリエスの史実をアレンジした、ブライアン・セルズニックのファンタジー・グラフィックノベルが 原作となっている。


 劇中で主人公の少年ヒューゴ(エイサ・バターフィールド)は、時計職人だった亡き父親(ジュード・ロウ)が修理中だった、 オートマトン(自動人形)を完成させたがっている。彼は、隠れ住むモンパルナス駅の近くにあった小さなオモチャ屋から、機械部品をこっそり盗んでいた。このオモチャ屋は、映画ビジネスから完全撤退したメリエス(ベン・キングズレー)が、すべてのフィルムを売却した資金で営んでいたものだった。



(C) 2011 Paramount Pictures. All Rights Reserved.TM, (R) & Copyright (C) 2013 by Paramount Pictures. All Rights Reserved. 


 この落ちぶれたメリエスの描写は史実に基づいており、登場するオモチャ屋のセットも、実際の店舗にかなり忠実に作られている。メリエスの名前や映画作品は、映画史や特撮(*1)に興味のある人なら当然知っていると思われる。


*1 視覚効果関係者の国際団体であるVisual Effects Society: VESのシンボルマークには、メリエスの『 月世界旅行』(1902)の“月男”が採用されている。



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