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映画の力でインドの観客を圧倒。超大作『パドマーワト 女神の誕生』にみるインド映画の“事件”

映画の力でインドの観客を圧倒。超大作『パドマーワト 女神の誕生』にみるインド映画の“事件”


「メロドラマ」の最終形態



 『パドマーワト 女神の誕生』は監督のサンジャイ・リーラー・バンサーリー、アラーウッディーンを演じたランヴィール・シン、パドマーワティを演じたディーピカー・パードゥコーンの3人が組んだ、3作目の作品である。


 1作目は「ロミオとジュリエット」を翻案した『銃弾の饗宴 ラームとリーラ』(13)。2作目は史実を元に、一人の王に嫁いだ2人の女性それぞれの悲恋を描いた『Bajirao Mastani』(15)。2作はそれぞれ“メロドラマ”として作劇されている。


 『銃弾の饗宴 ラームとリーラ』は言わずもがな。敵対する2つの家族に引き裂かれる恋人たちが描かれる。『Bajirao Mastani』は戦国の乱世の中、信仰や身分の違い、状況などから幸せな関係が結べない男女を描いている。演じるディーピカーとランヴィールは過去2作続けてメロドラマ:惹かれ合うのに結ばれない2人を演じてきたワケである。




 ただし、この2人は実生活において長く交際を続けており、昨年末ついにゴールインを果たした新婚ホヤホヤなカップルでもあるのだ。


 「ウワサに聞く絶世の美女を求めるも、一目見るのも叶わないまま。男は狂おしいほど追い求め、女は冷徹に逃げ続ける」という本作の物語は、ファンにとって「実際には結婚するほど愛し合っているのに、ついには会うことも叶わない男女を演じる」という、現実も踏まえたメタ的な視点から究極的なメロドラマが立ち上がって来るのである。



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