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四大怪獣の激突を描く『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』に見る“ゴジラ愛”とは

四大怪獣の激突を描く『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』に見る“ゴジラ愛”とは


米国におけるゴジラ人気はどのように確立されたか



 初代『ゴジラ』が米国にて公開される際、米国向けに一部場面を追加撮影した再編集版『Godzilla, King of the Monsters!(原題)』(56)が公開された。内容は、レイモンド・バーが扮するアメリカの新聞記者スティーブ・マーティンが、偶然立ち寄った東京でゴジラに遭遇し、その惨禍を回想するといった内容だ。この再編集版は『怪獣王ゴジラ』(57)の題で、後年日本でも劇場公開された。


 その後、こうした海外向けの再編集版は『ゴジラの逆襲』(55)『キングコング対ゴジラ』(62)『ゴジラ』(84)など幾つかの作品で制作されているが、米国における『ゴジラ』シリーズの興収低迷により、こうした追加撮影を施した再編集版は次第に作られなくなっていった。


 ここで、純米国製の最初のゴジラ映画といえば、ローランド・エメリッヒ監督の『GODZILLA』(98)を思い出すが、これが非常に悪名高く、怪獣王ゴジラとはまったく似つかわしくない、謎の巨大爬虫類の映画だったことは、言うまでもないだろう。しかしこのエメリッヒ版『GODZILLA』は、映画ファンの間では、古典怪獣映画『原子怪獣現わる』(53)のリメイクだとする説が有力で、そもそも『原子怪獣現わる』は、初代『ゴジラ』の着想の基となった作品として、非常に有名だ。




 このような様々な経緯でゴジラ人気は海外、とくに米国で確立されてきた。ギャレス・エドワーズがメガホンを揮った『GODZILLA ゴジラ』は、日本製ゴジラのリスペクトに満ち溢れ、続く『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』では、ゴジラに次いで、ラドン、モスラ、キングギドラの東宝四大怪獣の総出演を実現。ローランド・エメリッヒ監督の『GODZILLA』には達成できなかった、“ゴジラ愛”に溢れる映画が完成した。



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