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四大怪獣の激突を描く『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』に見る“ゴジラ愛”とは

四大怪獣の激突を描く『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』に見る“ゴジラ愛”とは


本格始動を果たした“モンスターバース”の展望



 監督を務めたマイケル・ドハティは、来日の折にこう語った。東宝により生み出された怪獣シリーズこそが、近年隆盛を極める“ユニバース映画”の先駆けだと。マーベル・コミック原作の映画作品群は、『アイアンマン』(08)を皮切りに、“マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)”として、別々の映画が同じ世界を共有するユニバース構想を展開している。


 対するアメコミ出版の二大巨頭であるDCコミックスは、『マン・オブ・スティール』(13)を軸に続く“DCエクステンデッド・ユニバース(DCEU)”で対抗する。


 こうしたユニバース構想の始祖こそが、東宝の生み出した怪獣映画群であり、こうした東宝の怪獣映画をハリウッドでリメイクし、ふたたびユニバース映画として始動させたプロジェクトこそが“モンスターバース”なのである。先史時代の巨獣ゴジラの出現と、巨大生物の存在が明るみとなった『GODZILLA ゴジラ』を起点に、第2作『キングコング:髑髏島の巨神』(17)が公開されている。



 同じ世界観を共有する『キングコング:髑髏島の巨神』は、『GODZILLA ゴジラ』から遡ること40年ほど前のベトナム戦争終戦直後を描いている。シリーズを通して登場する秘密組織モナークは、島の調査、研究のため、調査員と米陸軍の兵士を引き連れて、未知の“髑髏島”に上陸。一行は島の中で超巨大類人猿キングコングと、凶悪なスカル・クローラーといった巨大生物を発見する。彼ら調査員は、髑髏島の地中には巨大な空洞が張り巡らされており、島の底には怪獣たちの秘密が眠っていると推測した。


 本作『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』は、『GODZILLA ゴジラ』から5年後を舞台に、前述の『キングコング:髑髏島の巨神』での出来事を交えて、クロスオーバー要素がより色濃く反映されている。モンスターバースはこのあと、『ゴジラ vs コング(邦題未定、原題:Godzilla vs. Kong)』(20)の公開が予定されている。シリーズには日本人俳優として渡辺謙が出演していたが、次作『ゴジラ vs コング』では人気俳優の小栗旬が出演するという。ゴジラとキングコング、日米代表の二大怪獣が激闘を繰り広げるとなれば、いまから楽しみで仕方がない。



文: Hayato Otsuki

1993年5月生まれ、北海道札幌市出身。ライター、編集者。2016年にライター業をスタートし、現在はコラム、映画評などを様々なメディアに寄稿。作り手のメッセージを俯瞰的に読み取ることで、その作品本来の意図を鋭く分析、解説する。執筆媒体は「THE RIVER」「IGN Japan」「リアルサウンド映画部」など。得意分野はアクション、ファンタジー。



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作品情報を見る



『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』

2019年5月31日 全国東宝系にて世界同時公開

公式サイト:https://godzilla-movie.jp/

(C)2019 Legendary and Warner Bros. Pictures. All Rights Reserved.

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