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ブルース・リーからの福音書『燃えよドラゴン』の「考えるな!感じろ!」とは?

ブルース・リーからの福音書『燃えよドラゴン』の「考えるな!感じろ!」とは?

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真説「考えるな! 感じろ!」



 こんな経験は無いだろうか?


 毎日同じ帰り道。「あぁ、今日は少し遠回りしてコンビニへ寄ってシャンプーを買わなければ。」と、思いつつもまっすぐ家へ向かって歩いてしまい、家に到着して風呂に入って髪を洗おうとした瞬間に「あぁ!」と、空のシャンプーボトルを前に後悔する。途中の信号は守っているし、向かいから来た自転車を避けているから完全に無意識だったワケでは無い。意識はしているのに、無意識に家へ向かって歩いてしまう。


 『燃えよドラゴン』では、ロイ・チャオが演じる少林寺の高僧と、戦いについての問答がある。戦いの中で何を思うか高僧に聞かれたブルースはこう答える。


 「敵はいない。なぜなら“私”がいないから。良い戦いとは極めて真剣に向き合う遊びのようなもの。相手が押せば引き、引いたら押す。好機が訪れた時、“私”は攻撃しない。(拳をつきだし)“コレ”がすでに攻撃している。」




 毎日数百、数千回と急所めがけて同じパンチの練習をしていたとする。いざ試合となり、相手のパンチやキックを避けたりいなしたりする中で、相手のガードが甘くなった瞬間が到来する。その瞬間に「拳を軽く握りスナップを効かせ、腰と肩をひねり上半身全体の重さを拳に乗せて殴る!」と意識的にパンチを出すだろうか?


 おそらく、相手のスキを意識しながら、無意識に毎日繰り返しやっているパンチを、いつもと同じ様に繰り出すだけだ。ボーっとしていると、自然と家に帰ってしまうように。


 つまり、相手の動きは意識的に確認し対応もするが、攻撃の好機が訪れた瞬間、無意識のうちに相手を打ち据える。それが可能になるまで修行を積む。そして「拳を軽く握りスナップを効かせ〜〜」といった論理は、実践して初めて結果を出す。論理ばかりに囚われていては、輝かしい結果は得られない。


 これが「考えるな! 感じろ!」である。



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