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ブルース・リーからの福音書『燃えよドラゴン』の「考えるな!感じろ!」とは?
『燃えよドラゴン』あらすじ
香港裏社会の支配者ハンの主催する、武術トーナメントが開催される。ハンの手下に姉を殺され、復讐に燃えるリーは、秘密情報局の承諾を得て単身トーナメントに参加するが…。
Index
ブルース・リーは神
現在アメリカで「Bruce Lee Official Collector's Edition」という雑誌が刊行されている。その名の通り、毎号ブルース・リーの情報が掲載されている。21世紀の今、現役の雑誌である。この事態を「何をいまさら!」と思う人はいないハズだ。むしろその事実を知り「なぜ日本で刊行されないのか!?」と憤る声があがるのは火を見るよりも明らかだ。
また、人間であれば誰しも、好きな相手に告白をする前日や、失敗の出来ない取引先へのプレゼン前に、ブルース・リーの映画を観て気合いを注入していることと思う。
香港でデモをしている人々のスローガンは、ブルースの名言「水になれ!(Be Water)」であることからも、ブルースの社会的な役割は、完全に「神」と同じ(もちろんそれ以上ではあるが、古い神様に敬意を表しへりくだっておこう)である。
『燃えよドラゴン』予告
その「神」がフィルムに残した「福音書」と言えるのが『燃えよドラゴン』だ。本項では、その中で語られる「言葉」について解説を試みようと思う。では、先を進める前にブルースが好きだった言葉を引用をしよう。
「わたしのお茶を味わっていただくために、あなたのカップを空にしていただかなくてはいけません。」
アチョー!