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銀幕の妖精と呼ばれたオードリー・ヘプバーンの出演映画を徹底紹介!

(c)Photofest / Getty Images

銀幕の妖精と呼ばれたオードリー・ヘプバーンの出演映画を徹底紹介!

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文芸大作から西部劇まで!オードリー・ヘプバーンの多彩な魅力が光る映画5作品



オードリー・ヘプバーンの代表作はロマンティック・コメディが多いが、彼女は文芸大作や西部劇などにも多く出演している。ここでは彼女がこれまでに出演した文芸作品や西部劇について紹介する。




『戦争と平和』(56) 監督:キング・ヴィダー 208分


ロシアの文豪トルストイの有名な作品を映画化した1956年公開の映画。19世紀初頭、ナポレオンが率いるフランスと戦うロシアを舞台に、3人の男女の人生を描く。オードリー・ヘプバーンはヒロインのナターシャを演じた。3時間にも及ぶ超大作だが、当時のロシア貴族たちの生活様式を再現した豪華絢爛なセットと戦闘シーンは見応え抜群だ。




『尼僧物語』(59) 監督:フレッド・ジンネマン 151分


1959年に公開された作品。原作はアメリカの文学者キャスリン・ヒュウムの同名小説である。第二次世界大戦時代のヨーロッパ。オードリー・ヘプバーンは恋人と別れて修道院に入り、尼僧として生きていこうとするガブリエルを力強く演じ、アカデミー主演女優賞とゴールデングローブ主演女優賞の両方にノミネートされた。公開後本作は配給先のワーナー・ブラザーズ史上空前の大ヒットとなり、オードリー・ヘプバーンの名声もさらにゆるぎないものとなった。1940年代のベルギーやその植民地だったコンゴの風景が描写され、歴史を学べる一作だ。




『緑の館』(59) 監督:メル・ファーラー 104分


1959年に公開された映画。ウィリアム・ハドソンの同名小説を原作にした作品で、監督はオードリー・ヘプバーンの最初の夫メル・ファーラーである。共演したアンソニー・パーキンスはヒッチコック監督の名作『サイコ』で世界的に有名な俳優だが、この作品ではオードリー・ヘップバーンと恋に落ちる青年を演じている。残念ながら興行的にヒットはしなかったが、オードリー・ヘプバーンが演じたリーマは密林で暮らす純粋な女性という設定で、オードリー・ヘプバーンの持つ透明感が大いに反映されてまさにはまり役となっている。




『許されざる者』(60) 監督:ジョン・ヒューストン 125分


1960年に公開され、オードリー・ヘプバーンが唯一出演した西部劇である。監督はジョン・ヒューストン、共演にバード・ランカスターとリリアン・ギッシュというハリウッドの歴史的な名監督・名優を揃えた大作として名高い作品である。オードリー・ヘプバーンはネイティブ・アメリカンの血をひく複雑な生い立ちの女性レイチェルを演じた。ジョン・ヒューストン監督はアクションシーンに定評があり、作中の銃撃戦は迫力満点で手に汗握る名シーンだ。




『華麗なる相続人』(79) 監督:テレンス・ヤング 116分


アメリカのベストセラー作家シドニィ・シェルダンのベストセラー『血族』を原作に、1979年に公開された作品。監督のテレンス・ヤングは『暗くなるまで待って』でもオードリー・ヘプバーンとタッグを組んでいる。内容は大富豪の遺産を巡るサスペンスで、オードリー・ヘプバーンは父から莫大な遺産を受け継いだために命を狙われる女性エリザベスを演じた。年齢を重ねたオードリー・ヘプバーンの落ち着いた美しさが際立っていると、ファンから高い評価をされている一作。




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