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『おらおらでひとりいぐも』沖田修一監督 「ほっこりした日常」とか見たくないんです(笑)【Director’s Interview Vol.90】

『おらおらでひとりいぐも』沖田修一監督 「ほっこりした日常」とか見たくないんです(笑)【Director’s Interview Vol.90】

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家族に内緒で『水のないプール』を見てました



Q:沖田監督と映画の出会いについて教えてください。


沖田:高校時代に友達とビデオカメラで色々撮って遊んでたのが面白くて、でも自分で編集してみたら5分ぐらいにしかならない。2時間ある映画って凄いなって思いましたね(笑)。


当時はとにかくたくさん映画を見てまして、地元の「ブックセンターよむよむ」っていう本屋さんの2階がレンタルビデオ屋さんで、そこにあるビデオを片っ端から見てました。「ATG」とか『家族ゲーム』(83)とかがすごく好きでしたね。家族に内緒で『水のないプール』(82)を見たりとか、周防正行監督や、伊丹十三監督、相米慎二監督の映画もよく見ました。中でも森田芳光監督に影響を受けましたね。あんまり言うと、ちょっと恥ずかしいですね(笑)。


Q:今後、沖田監督はどういう映画を作っていかれるのでしょうか?


沖田:これからも一つ一つ同じようにと思うんですけど、歳をとるに従ってだんだん頭がぼーっとしてきちゃって、前みたいに映画を撮れなくなってるんです(笑)。とにかく一つ一つ、挑戦していかないとダメだなって思っています。今回もすごく挑戦でしたしね。


でも、もしかしたら人がバタバタ死んでいく映画を撮るかもしれないですね。


Q:えっ!本当ですか!?


沖田:色んなチャレンジがあるんじゃないかなと思っていて、あんまり自分はこうだって決めつけないで色々やれたら、もうちょっと楽しめるのかなと思っています。



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監督・脚本:沖田修一

1977年、埼玉県生まれ。01年、日本大学芸術学部映画学科卒業。短編自主製作映画数本を経て、02年、『鍋と友達』で第7回水戸短編映像祭グランプリ受賞。06年、初の長編『このすばらしきせかい』発表。08年、「後楽園の母」をはじめとする数編のTVドラマで脚本や演出を手がける。09年、『南極料理人』で商業映画デビュー。同作は全国公開され、09年度新藤兼人賞・金賞、第29回藤本賞・新人賞、第1回日本シアタースタッフ映画祭・作品賞2位、監督賞などを受賞。12年公開の『キツツキと雨』はドバイ国際映画祭では日本映画として初めて三冠受賞を達成、13年2月公開の吉田修一原作『横道世之介』では、第56回ブルーリボン賞最優秀作品賞、第5回TAMA映画賞最優秀作品賞はじめ日本の映画賞を総ナメにし、パリのKINOTAYO映画祭でもソレイユ・ドール観客賞(=グランプリ)を受賞するなど、国内外で高い評価を得た。18年5月公開『モリのいる場所』でも第10回TAMA映画賞特別賞、第40回ヨコハマ映画賞脚本賞など日本の映画賞を多数受賞し、日本映画界の次代を担う作家として期待されている。公開待機作には上白石萌歌主演『子供はわかってあげない』(2021年公開)がある。



取材・文:CINEMORE編集部 F

CINEMOREの編集部員兼ライター。映画のめざめは『グーニーズ』と『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』。最近のお気に入りは、黒澤明や小津安二郎など4Kデジタルリマスターのクラシック作品。




『おらおらでひとりいぐも』

11月6日(金)公開

© 2020 「おらおらでひとりいぐも」製作委員会

配給:アスミック・エース

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