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『野球少女』チェ・ユンテ監督 これは成長物語ではなく、ヒーロー映画なんです【Director’s Interview Vol.106】
疎外されている人を描きたい
Q:ユンテ監督がこれまでに影響を受けた映画や監督があれば教えてください。
ユンテ:私は黒澤明監督の作品を観て映画を勉強してきました。今でも黒澤明監督の映画を観ては、シナリオをどう書くべきかについて勉強しています。一番好きな監督でいうと、スティーブン・スピルバーグですね。
また、映画ではありませんが、金城一紀の「GO」という小説が好きで、その中に出てくる“自分の腕の長さの円”のエピソードのことをいつも考えています。シナリオを書く時もそのエピソードをいつも思い出すようにしているんです。
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Q:韓国映画界は非常に元気があるように見えますが、今後はどんな映画を作っていきたいですか?
ユンテ:疎外されている人を取り上げたいと思っています。人々が関心を向けない人物を描きたくて、現在もそんな人物が登場するシナリオを書いていますよ。
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監督・脚本:チェ・ユンテ
2016年、韓国映画芸術アカデミー卒業。本作が長編映画デビュー作となる。短編映画監督作品に、「Scooter 」(07) 、「Rough, Hard and Sad」 (09)、「Test Flight」 (12)、「Knocking on the Door of Your Heart 」(16)がある。
取材・文: 香田史生
CINEMOREの編集部員兼ライター。映画のめざめは『グーニーズ』と『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』。最近のお気に入りは、黒澤明や小津安二郎など4Kデジタルリマスターのクラシック作品。
『野球少女』
3月5日(金)TOHOシネマズ 日比谷他全国ロードショー
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