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西川美和と山下敦弘、二人の監督が語る「映画とウイスキー」前編 Love Cinema. Love Whisky.

西川美和と山下敦弘、二人の監督が語る「映画とウイスキー」前編 Love Cinema. Love Whisky.

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ウイスキーが似合う俳優たち



Q:おふたりは、ウイスキーが似合う人と聞いて、俳優さんではどういう人を想像されますか。


山下:ぱっと頭に浮かぶのは勝新太郎さんかな。渋い大人の男って感じで。ピーター・フォークも昔ウイスキーのCMに出てましたよね(*80〜90年代、サントリーオールドやサントリーロイヤルのCMに出演)。


西川:ウイスキーのCMといえば外国の俳優さんに、っていう風潮が少し前の時代にはよくありましたよね。


山下:今だとジェフ・ブリッジスなんかいいですよね。『クレイジー・ハート』(監督:スコット・クーパー、09)でもウイスキーをずっと飲んでたし。もしジェフ・ブリッジスがウイスキーのCMに出てたら絶対買っちゃう。


西川:それは影響されちゃうよね。


山下:今一番ウイスキーが似合う俳優かもしれない。




Q:ウイスキーを飲むのが似合う女優はどうでしょうか。ジーナ・ローランズとか、強くてかっこいい女性のイメージがあるような気がしますが。


西川:たしかにジーナ・ローランズは似合いますね。


山下:ジョン・カサヴェテスの映画はウイスキー率が高そう。しかもウイスキーが似合う俳優ばっかり出てる。ピーター・フォーク、ベン・ギャザラ、それからカサヴェテス自身も、みんなビールよりウイスキーの似合う人ですね。


西川:『ハズバンズ』(70)は男たちがひたすら飲んでる映画だし、そりゃあウイスキーもたくさん飲んでたでしょうね。



西川美和監督


山下:先日、向井(康介)と俳優の山本剛史と飲んでてウイスキーの出てくる映画って何かあるかな、って話をしたんですけど、二人が興奮してあげてたのは『ハスラー2』(監督:マーティン・スコセッシ、86)。ポール・ニューマンがお酒の卸か何かをやっていて、その店の奥でトム・クルーズがビリヤードをやってて、というシーンから始まるんですよね。(*オープニングシーン、ウイスキーの入ったグラスのショットが写り、シングル・モルトの色について女性客に語るポール・ニューマンの語りがかぶさるように入る。)


西川:ポール・ニューマンもウイスキーが似合う俳優ですよね。


Q:映画監督だとどうでしょう。日本では、黒澤明監督が昔ウイスキーのCMに出ていらしたようです。


山下:なるほど、黒澤さんか。日本の監督だと伊丹十三さんも似合いそうですね。


西川:だけどタイプは違いそう。黒澤さんはアメリカのウイスキーで、伊丹さんはアイリッシュのウイスキーって気がする。


山下:黒澤さんは雄大でワイルド、伊丹さんは英国紳士といった雰囲気かな。


西川:黒澤監督の『天国と地獄』(63)にもウイスキーが印象的に出てきますよね。三船敏郎さん演じる会社常務の家では、ガラスのデキャンタに入れたウイスキーがキャビネットみたいなところに置かれていたのをよく覚えてます。ああいう風景って古いアメリカ映画によく出てきますよね。家にお客さんが来ると「まあ一杯どうだ」みたいな感じで。なんとなく欧米特有の文化に思ってたけど、『天国と地獄』に出てくるってことは日本でもああいう生活が実際にあったのかな。


山下:そういえばうちの親父もウイスキーを家に飾ってました。普段飲むのは「だるま」(サントリーオールド)で、高いのは開けずに棚に大事に飾っておく。まあ一杯、みたいな文化とはちょっと違うけど。




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