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『遊星からの物体X』はカーペンターの〈黙示録〉トリロジー第一作だった!※注!ネタバレ含みます。

『遊星からの物体X』はカーペンターの〈黙示録〉トリロジー第一作だった!※注!ネタバレ含みます。

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『遊星からの物体X』は私の黙示録三部作の一作目だ



 監督のジョン・カーペンターは『遊星からの物体X』(82)と、その後12年にわたり制作された、『パラダイム』(87)、『マウス・オブ・マッドネス』(94)を黙示録三部作と位置づけている。上記三作のストーリーには直接的な関係性はないが、世界の終末を描いているという一点において、カーペンターは「黙示録」という表現を用いているようだ。


 そもそも黙示録とは新約聖書の終盤に配された「ヨハネの黙示録」のことで、神と悪魔が戦う世界の最期を抽象的に描いたもので、聖書の中でも唯一預言的なパートと言われている。しかし、思い出してみるとカーペンターは上記三本に限らず、『光る眼』(95)や『エスケープ・フロム・LA』(96)、『ゴースト・オブ・マーズ』(01)などでも、世界の秩序が崩壊するイメージを繰り返し描いてきた。つまり彼は常に世界の終りを描いてきた作家とも言えそうだ。カーペンターが監督したテレビシリーズ「マスターズ・オブ・ホラー」の中の一編には、そのものずばり「世界の終り」というタイトルの作品さえある。




 『遊星からの物体X』はそんな「世界の終り」を描く作家、カーペンターが持つ人間へのアイロニーと娯楽性が高度な次元で融合した奇跡的な傑作だと言える。では『遊星からの物体X』で彼が描こうとした世界の終焉とは何だったのか?



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