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西川美和と山下敦弘、二人の監督が語る「映画とウイスキー」前編 Love Cinema. Love Whisky.

西川美和と山下敦弘、二人の監督が語る「映画とウイスキー」前編 Love Cinema. Love Whisky.

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カート・ラッセルとウイスキー



Q:他に、ウイスキーが印象的な映画って何かありますか?


山下:僕が一番印象に残ってるのはジョン・カーペンターの『遊星からの物体X』(82)。カート・ラッセルがウイスキーを飲みながらパソコン相手のチェスゲームに負けちゃって、腹立ち紛れにパソコンにそのままウイスキーを流し込んで壊しちゃう。あのシーンがすごく印象的で覚えてます。映画自体が好きで何十回も見てるってのもあるんですけど。


西川:最後、生き残った二人がまたウイスキーを飲もうとするんですよね。


山下:そうそう、二人だけ残って「どうなるかはいずれわかるさ」みたいなことを言う。あとはコーエン兄弟の『ミラーズ・クロッシング』(90)でも、主人公のガブリエル・バーンがずっとウイスキーを飲んでましたね。他はどんな映画があったかな。



山下敦弘監督


西川:たくさんありそうなのに、いざとなるとなかなか浮かばないよね。


山下:今まですごい数のウイスキーを映画のなかで見てるはずなのに(笑)。ジャームッシュの『ストレンジャー・ザン・パラダイス』(84)もウイスキーって出てくるんでしたっけ?


Q:はい、ずっとウイスキーのボトルを大事に持ち歩いて、ちょびちょび飲んでましたね。


山下:そうか、言われてみるとそうですね。飲む様子がしっくり馴染みすぎちゃって、ウイスキーだなとも思わず普通に見てたかもしれない。


西川:アメリカ映画、イギリス映画は本当にそうですよね。みんな当然のように飲んでて、日常のなかに馴染んでる。ケン・ローチの『天使の分け前』(12)はまさにウイスキー映画だったけど。『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』(監督:フィリダ・ロイド、11)では、メリル・ストリープがずっとウイスキーを飲んでましたね。実際にサッチャーもウイスキーを好きだったそうですね。私は、イギリス系の俳優とか、イギリスを舞台にした映画に出てくるウイスキーがかっこよく見えて、だからか自分が飲むときもスコッチとかよく選びます。


(西川監督、ここでマッカランをロックで飲みはじめる。山下監督は山崎のハイボール)


西川:マッカランは『007 スカイフォール』(監督:サム・メンデス、12)に出てくるんですよ。ボンド(ダニエル・クレイグ)が悪役のシルヴァ(ハビエル・バルデム)に軍艦島に連れてこられるシーン。シルヴァがウイスキーをショットグラスに入れて、ボンドに心移りしてしまった自分の恋人の女性の頭の上に載せるんです。それを撃ってみろと。ボンドは最初弾を外してしまうんだけど、シルヴァが女を撃ちグラスが落ちたのを見て「ウイスキーがもったいない」ってつぶやく。そのときに使うのが「50年もののマッカラン」。見てて、これはさぞ美味しいウイスキーなんだろうなって思わず飲みたくなっちゃいました。





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