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『アイ・アム まきもと』阿部サダヲ x 満島ひかり まきもとは少しずつ目覚めていってる【Actor’s Interview Vol.24】

『アイ・アム まきもと』阿部サダヲ x 満島ひかり まきもとは少しずつ目覚めていってる【Actor’s Interview Vol.24】

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最初の印象は「白」かった



Q:共演前はお互いにどのような印象でしたか?


阿部:これまで共演したことはなかったですが、元々好きな女優さんでした。コロナ前に弟の真之介くんと一緒に舞台をやったのですが、そのときに楽屋見舞いにいらっしゃっていて、すごくいいお姉さんだなぁと。真之介くんに差し入れを持って来て、あの甘いクルミの佃煮みたいなやつ…。


満島:確か…小魚とクルミの佃煮を持っていったんだと思います。


阿部:小魚とクルミなんて、すごくいいじゃないですか(笑)。それがいつも冷蔵庫に入っているんですよ。いいお姉さんだなって。真之介くんと楽屋が一緒だったので、それを思い出しました。


満島:私は阿部さんのファンなんです(笑)。初めて阿部さんをお見かけしたのは、同じく舞台の楽屋でした。そのときは自分が出演している舞台で、共演した森山未來くんのところにいらっしゃっていたのですが、大丈夫かなと思うぐらい色が白くて(笑)。すごく白いけど具合悪いのかな?というのが最初の印象でした(笑)。


阿部:(笑)


満島:阿部さんが映画やドラマで演じたり歌っている姿も好きで。映像で見ることが多かったのですが、舞台の「シダの群れ」を観に行ったときはもう本当にグッときちゃって、「なに⁉︎ずっとこの人の舞台を観ていたい」というぐらいびっくりしました。それこそ弟と一緒に出演された「逆鱗」のときも「もう良すぎる!」って。舞台に立つ姿が好きなんです。もちろん映像でも、時に大げさで嘘っぽいお芝居をしても妙にリアルという(笑)、本当に稀有な方だなって、いつも楽しませてもらっています。家族や友達、みんなファンですよ。


阿部:すごく嬉しいですね。



『アイ・アム まきもと』©2022 映画『アイ・アム まきもと』製作委員会 


Q:実際に共演されてみていかがでしたか? 想像通りの方でしたか?


満島:現場ではどんな感じかなと思ってましたが、すごく温かな阿部さんでした。お若い方だと勝手に思っていたので年齢を聞いてびっくりしたりも(笑)。なんでしょう、エネルギーですかね? たまに家庭のお話になったりすると「えっ家庭があるのか?」みたいな(笑)。阿部さんはどこかミステリアスなので、普通の生活の話をするだけでいちいちハッとしてしまうんです。どうしてだか、ちょっとサディスティックな印象があったと言いますか…、白いですし(笑)。サド公爵とか演じたら似合いそうな、得体の知れないミステリーを感じていたんですが、実はテディベア的なんだと、かなり印象は変わりました。


阿部:白くて良かったです(笑)。白いとなんか血が通ってない感じしますもんね?


満島:普通の白さじゃないんですよね、なんか歌舞伎俳優の方の感じといいますか…。


阿部:不思議ですね。僕はそんなにインドアじゃないんですけどね(笑)。


Q:阿部さんはいかがでしたか。


阿部:印象通りで変わらないですね。おしゃべりしても楽しいですし、白いってことでキレイになりたいと思っていた時期なので、いろいろキレイになれそうなことを教わりましたし(笑)。何か超音波で自分の色がわかるらしいと教えていただきました。そこにはまだ行けてないんですが。


満島:そうなんです、超音波で自分の体の状態がわかる機械があって、自分のオーラや色が出てくるんですよ。それがすごく面白くて、そんな話をしてたんです(笑)。





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