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『怪獣ヤロウ!』八木順一朗監督 × ぐんぴぃ ドッキリだとオファーを信じなかった【Director’s Interview Vol.467】

『怪獣ヤロウ!』八木順一朗監督 × ぐんぴぃ ドッキリだとオファーを信じなかった【Director’s Interview Vol.467】

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温かかった現場の空気



Q:作品の内容も相まって撮影現場は楽しそうに思えますが、実際はいかがでしたか。


ぐんぴぃ:現場がピリついたことは一度もなかったですね。ただ、屋上のシーンでは雨が降るか降らないか微妙な天気だったので、本当にギリギリまで悩んで「よし!撮ろう」となったときに雨がザーッと降ってきた(笑)。「中止!またにしよう」と言ったら、パッと雨が止んだ。雨に振り回されて、八木さんが泣きそうになってました。


映画の中の山田も「どうしよう〜」って困ってるんですけど、実際に撮っている八木さんも「どうしよう〜」って同じでした(笑)。


八木:本当にリンクしてましたね。山田が「よーいスタート!」と言う芝居は、僕が横で「よーいスタート!」と言ってから、山田演じるぐんぴぃが「よーいスタート!」と言う。俺たち何やってんだ、みたいな状態はよくありました(笑)。



『怪獣ヤロウ!』©チーム「怪獣ヤロウ!」


Q:麿赤兒さんとぐんぴぃさんが対峙する緊張感あるシーンもあります。


ぐんぴぃ:いやー、怖かったですわ。麿さんは怖いという言葉を具現化みたいな人でしたよ(笑)。でも本当はめちゃくちゃ優しくて気遣いの人なんです。「ぐんぴぃさん、お風邪は引いていませんか?」「朝ご飯美味しかったですね」といつも声をかけてくださいました。御年80歳くらいの方ですが、ハイテクな部分もあって「エアドロップで写真を送ってくれませんか」と、ちゃんと機能をご存知なんですよね。僕らのコントも見ていただいて「面白かったです!大層笑いました」と言っていただきました。


そしてまたマネジャーも怖いんですよ。スキンヘッドにタトゥーを入れていて、「うわー、怖っ!」って思ったら「コントすっごい面白いですねー。いやぁもう笑っちゃって、笑っちゃって」と、麿さんと同じでめちゃくちゃ優しいんです。


八木:いろんな現場に行っているスタッフたちも「こんなに楽しかった現場はない」と言ってくれました。ぐんぴぃが中心にいて、皆でワイワイやって休憩時間もふざけてる。ぐんぴぃがマスコット的な存在でいてくれたので、現場の空気が温かかったのかもしれませんね。


Q:現場の楽しさがスクリーンに焼き付いていますよね。


八木:それは嬉しいですね!大人がはしゃぐ瞬間ってあんまりないですから。でもあの映画の中ではワーッって皆がはしゃいでいる。それが良いと思うんです。




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