爆笑問題・太田さんに映画を撮ってほしい!
Q:怪獣映画へのオマージュがたくさん入っていますが、オーディションのシーンや雷など『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(85)へのオマージュも感じました。意図したものはありますか。
八木:ああいうエンタメが大好きで『バック・トゥ・ザ・フューチャー』なんて金字塔ですから。そういった映画のように、展開が早くて気づいたら終わっているような感じにしたかったので、無意識のうちに色々と影響を受けていると思います。
Q:今後ぐんぴぃさんは俳優業の方にも力を入れていくのでしょうか。
ぐんぴぃ:バラエティの現場ってロマンスが生まれにくいのですが、ドラマや映画はロマンスが生まれると聞いています。でも今のところ全く無いので、もっとそこを追い求めたいですね。長い待ち時間からの共演者のロマンスがあると聞いています! でも実際は全く喋れないんですけど…(笑)。
『怪獣ヤロウ!』©チーム「怪獣ヤロウ!」
Q:今後もまたタイタン発の映画を作られるのでしょうか。
ぐんぴぃ:ぜひ爆笑問題さんにやってほしいところですね。
八木:そうなんですよ。僕もぐんぴぃも爆笑問題さんの大ファンでタイタンに入ったので、やっぱり太田さんの映画が観たいなぁと。
ぐんぴぃ:ファニーパンドラは太田さんの映画を撮るための会社ですから。太田さんが書かれた小説「笑って人類!」は映画化を前提にしているのですが、でも映画にすると12時間くらいになっちゃう(笑)。
八木:タイタンの中では、太田さん含めて色んな映画のプロジェクトが動いていくと思いますし、どんどん動かしていきたいですね。
Q:太田光代社長は本作について何か言われていましたか。
八木:「これで関市はいいの?」って言ってました(笑)。
ぐんぴぃ:関市の皆さんは心が広いんですよねぇ。
八木:関市の懐の深さは伝わったかなと思います。
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監督/脚本:八木順一朗
1988年生まれ、岐阜県出身。幼少期に観た怪獣映画の影響で、映画監督を志すようになり、中学2年で家庭用ハンディカムを用い、初めて映画を制作をし、高校卒業までに計13本の作品を制作する。その後、日本大学藝術学部映画学科監督コースに進学。大学の卒業制作で監督した映画を機に、現在の勤務先 株式会社タイタンに入社。以降、爆笑問題、橋下徹、辻仁成、太田光代などのマネージャーを務める。2018年に製作した映画の予告だけの映像作品『実りゆく長野』が「第3回MI-CAN未完成映画予告編大賞」に出品され、「堤幸彦賞」を、主演を務めたお笑いコンビ・まんじゅう大帝国の竹内一希が「MI-CAN 男優賞」を受賞し、2020年に長編映画『実りゆく』を製作し、第63回ブルーリボン賞作品賞にノミネートされる。
ぐんぴぃ
1990年3月31日生まれ、福岡県出身。お笑い芸人。2019年に受けた、街頭インタビュー動画がネットで話題を呼び、YouTube 登録者は168万人を超す人気者に。(2024年8月26日現在)、テレビやラジオも数多く出演している。またドラマ「大病院占拠」(2023/NTV)と「新空港占拠」(2024/NTV)では情報分析官役を演じ、その存在感と演技力が評価された。
取材・文:香田史生
CINEMOREの編集部員兼ライター。映画のめざめは『グーニーズ』と『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』。最近のお気に入りは、黒澤明や小津安二郎など4Kデジタルリマスターのクラシック作品。
撮影:青木一成
『怪獣ヤロウ!』
1月31日(金)全国公開
配給:彩プロ
©チーム「怪獣ヤロウ!」