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マ・ドンソクおすすめ映画6選! 進化を続ける韓国発の世界的スター!
2.『新感染 ファイナル・エクスプレス』(16)118分 カッコいいマ・ドンソク
脇役時代から並々ならぬ存在感を放っていたドンソクだが、そのキャリアのターニングポイントは、間違いなく『新感染 ファイナル・エクスプレス』だろう。ソウルからプサンへ向かう列車でゾンビ禍が発生、生存者たちは走る密室の中で決死のサバイバルに挑む! このゾンビ映画史に残る傑作でドンソクが演じたのは、妊娠中の妻を守ろうとする男だ。正義の心があり、やさしさがあり、ゾンビを殴り倒す腕力の持ち主で……と、まさに美味しすぎるキャラクター。そして期待した通り、男気を爆発させまくる。ソンビを殴り倒していくシーンは劇中屈指のテンション上がりポイント。退場の仕方も非常にドラマティックだ。ゾンビ相手のアクションも抜群だが、シリアスな表情、時おり見せる優しい目つき、演技的な部分でも見どころが非常に多く、主役のコン・ユにも負けない存在感で観客を泣かせた。マ・ドンソクの強みが全て詰まった映画であり、公開から10年近くが経った現在でも、彼の代表作と言っていいだろう。ちなみに腕力&ナイスガイなマ・ドンソクを見たい場合は『ファイティン!』(18)もオススメ。
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3.『犯罪都市』(17)121分 正義のマ・ドンソク
アクションスターのキャリアは、ハマり役とヒットシリーズを作れるかで決まる。シュワちゃんのターミネーター、スタローンのロッキーやランボー、ドニー・イェンの葉問……。ドンソクにも、そうした名刺代わりの1本が存在する。それこそが今や大ヒットシリーズとなった『犯罪都市』だ。ここでドンソクが手に入れたハマリ役が、剛腕刑事のマ・ソクトである。凶悪犯を張り手一撃で失神させる規格外の腕力の持ち主で、地元のヤクザたちも頭が上がらない。安月給で危険な現場に突っこまされ、いつも同僚たちと文句を言いながらも、しっかりと刑事の正義を貫く。時にはやり過ぎてしまうこともあるが、そういう時は愛嬌で堂々と誤魔化す。“気は優しくて力持ち”を絵に描いたようなキャラクターで、ドンソクが培ってきた俳優としての技術と、パブリックイメージが見事に合致し、唯一無二のハマり役になった。1作目は実録モノ風味なハードな作品だが、2作目からは豪快なアクションを見せる方向へ路線変更にも成功。3作目からは格闘シーンにボクシングを本格的に導入し、アクションのキレが増しまくり。今のところシリーズが全て面白いという奇跡のフランチャイズとなった。ちなみにドンソクは本作のプロデューサーも担当しており、パート8まで作りたいと『アバター』みたいな構想をブチ上げている。