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『エターナルズ』MARVELがクロエ・ジャオに託した新たな神話の誕生

(c)Marvel Studios 2021

『エターナルズ』MARVELがクロエ・ジャオに託した新たな神話の誕生

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※本記事は物語の核心に触れているため、映画をご覧になってから読むことをお勧めします。


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ケヴィン・ファイギの驚くべき慧眼



 クロエ・ジャオが『エターナルズ』の監督に就任したというニュースが流れたのは、2018年9月末。当時は『ザ・ライダー』(17)が一部の映画ファンには知られていたものの、『ノマドランド』(21)を手がける前のタイミング。まだクロエのことをよく知らなかった人の方が多いのではないだろうか。その後『ノマドランド』がオスカーを獲得、クロエが注目されて初めて、彼女の次回作がMARVEL作品だと分かり、多くの人が驚くこととなる。


 クロエが監督した『ザ・ライダー』『ノマドランド』に共通する、ドキュメンタリータッチの演出、その場にあるものをほぼノーライトで切り取る撮影、非俳優のキャスティング等々、その特徴は、これまでのMARVEL作品の対極にあると言っても過言ではない。そんな彼女が手がけるMARVEL作品『エターナルズ』は一体どんな映画になるのか? 正直全く想像がつかなかった。


 だが、『エターナルズ』の特報が流れた瞬間、その心配は杞憂に終わる。そこには確かにクロエ・ジャオの映画、そしてMARVELの映画があったのである。


『エターナルズ』予告


 クロエ自身がMARVEL作品のファンで、彼女自らが監督を望んでいたとはいえ、やはり驚くべきはプロデューサーであるケヴィン・ファイギの慧眼であろう。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(14)のジェームズ・ガン、『キャプテン・アメリカ/ウィンターソルジャー』(14)『アベンジャーズ/エンドゲーム』(19)のルッソ兄弟、『マイティ・ソー バトル・ロイヤル』(17)のタイカ・ワイティティ、『スパイダーマン:ホームカミング』(17)のジョン・ワッツなど、それまでハリウッド大作を手掛けたことがない監督を大抜擢し、評価の高い大ヒット作に導くその手腕は、もはや映画史に残る大プロデューサー。


 多くの人がクロエ・ジャオのMARVEL作品を想像できなかった中、ケヴィン・ファイギだけはその完成形をハッキリと思い浮かべていたのだろう。その慧眼には驚くしかない。





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