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『アベンジャーズ/エンドゲーム』が打ち立てた伝説。映画を超越した驚異のエンターテインメント

(c)Marvel Studios 2019

『アベンジャーズ/エンドゲーム』が打ち立てた伝説。映画を超越した驚異のエンターテインメント

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※2019年5月記事掲載時の情報です。


『アベンジャーズ/エンドゲーム』あらすじ

最強を超える敵“サノス”によって、アベンジャーズのメンバーを含む全宇宙の生命は、半分に消し去られてしまった…。大切な家族や友人を目の前で失い、絶望とともに地球にとり残された35億の人々の中には、この悲劇を乗り越えて前に進もうとする者もいた。だが、“彼ら”は決して諦めなかった──地球での壮絶な戦いから生き残った、キャプテン・アメリカ、ソー、ブラック・ウィドウ、ハルク、ホークアイ、そして宇宙を当てもなく彷徨いながら、新たなスーツを開発し続けるアイアンマン。ヒーローたちは、大逆転へのわずかな希望を信じて再び集結する。はたして失った者たちを取り戻す方法はあるのか?35億人の未来のために、そして“今はここにいない”仲間たちのために、最後にして史上最大の逆襲<アベンジ>に挑む。最強チーム“アベンジャーズ”の名にかけて──。


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誰もが予感した記録的大ヒットの必然



 衝撃の記録が打ち立てられた。『アベンジャーズ/エンドゲーム』(19)の最終オープニング興収が発表され、にわかには信じがたい驚きの成績が目に飛び込んできた。かつてない歴史的快挙を再認識したと同時に、わたしたちがこの最高の瞬間に立ち会えた事実に、ただただ身を震わせている。


 映画の興行成績を集めた米 Box Office Mojo によると、2019年4月26日(金)から同月28日(日)までの3日間における北米興収は、約3億5,000万ドル(約390億円)を記録。米国外におけるオープニング興収は約8億5,900万ドル(約945億円)に達した。全世界のオープニング興収は合計で約12億2000万ドル(約1,300億円)となり、これまでトップの座に君臨していた前作『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(18)の約6億4,000万ドル(約700億)に圧倒的な大差をつける、歴代ナンバーワンの新記録を樹立した。(円数値は1ドル111円換算)


 業界に激震を与えたこの数字を見ると、まさに瞠目すべき成績といえるが、この結果はおおよそ予想できていたに違いない。『アイアンマン』(08)から続く“マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)”の総決算にして、一応の節目となる超大作。新作が公開されるごとにあらゆる記録を塗り替えてきたシリーズのフィナーレともなれば、その成功は確約されていたといっても過言ではない。



『アベンジャーズ/エンドゲーム』(c)Marvel Studios 2019


 驚きなのは、この項での数値はあくまでも初週末の興行成績にすぎないことだ。全世界の累計興行収入は『アナと雪の女王』(13)『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(17)といったブロックバスターをいともたやすく抜き去り、早くも過去の大作を次々に撃砕。爽快な快進撃を緩めることはない。


 現在、全世界興行収入トップの地位に就くのは『アバター』(09)で、その最終興収は約27億8,800万ドル(公開当時のレートで約2,518億円)という驚嘆の数字だが、2019年5月6日(月)現在、『アベンジャーズ/エンドゲーム』は2位の『タイタニック』(97)をすでに超えてしまった。『アバター』からトップを奪取するのも時間の問題となりそうだ。



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