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マ・ドンソクおすすめ映画6選! 進化を続ける韓国発の世界的スター!

『悪魔祓い株式会社』©2025 LOTTE ENTERTAINMENT & BIG PUNCH PICTURES & NOVA FILM ALLRIGHTS RESERVED

マ・ドンソクおすすめ映画6選! 進化を続ける韓国発の世界的スター!

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6.『悪魔祓い株式会社』(25)92分 進化するマ・ドンソク


2025年現在、日本での最新作が『悪魔祓い株式会社』のマ・ドンソクだ。今や韓国映画の十八番と化しているエクソシストものに、まさかのドンソクをトッピング! 悪魔に憑依された少女を救うべく、エクソシスト会社が奮闘するオカルト映画だ。ドンソクはエクソシスト会社の武闘派社長を演じている。「少女時代」のソヒョンが演じるエクソシストが悪魔を祓おうと頑張り、ドンソクはその横で退魔の儀式を邪魔する戦闘員を片っ端からブン殴る! このオカルト&ヴァイオレンスの分業制はナイスアイディア。しかもドンソクの鉄拳制裁を求める客の需要に応えるように、いきなり家の壁の中からナイフを持った戦闘員が出てきて、ドンソクがこれをボコボコに。殴られるために出て来たとしか思えない戦闘員たちは、逆に強烈な印象を残す。奇妙な味わいではあるが、ドンソクの何か新しいことをしたい気持ちはビンビンに伝わって来るはずだ。そして本作に限らず、近年のドンソクは、現代劇以外のアクション映画を開拓しようとしている。『バッドランド・ハンターズ』(24)では、「北斗の拳」みたいな終末世界を舞台に、SFチックな爬虫類強化人間を「気持ち悪い顔だなぁ」と呑気な態度でボコボコにしていたし。『犯罪都市』でマ・ドンソクは「マ・ドンソク映画」という一つのジャンルとして成熟を見たが、これからさらに進化していくことだろう。



マ・ドンソク、2025年現在54歳。彼はずっと進化を続けて来た。これからも試行錯誤を重ねて、さらに新しく、さらに魅力的なドンソク像を見せてくれることだろう。



本業のゲームのシナリオを中心に、映画から家の掃除まで、あれこれ書くライターです。リアルサウンド映画部やシネマトゥデイなどで執筆。時おり映画のパンフレットなどでも書きます。単著『読むと元気が出るスターの名言 ハリウッドスーパースター列伝 (星海社新書)』好評発売中。

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