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マ・ドンソクおすすめ映画6選! 進化を続ける韓国発の世界的スター!
4.『悪人伝』(19)110分 悪いマ・ドンソク
“気は優しくて力持ち”が持ち味のマ・ドンソクだが、怖さに全振りした役を演じることもある。『殺されたミンジュ』(14)などもそうだが、個人的に怖いマ・ドンソクで推したいのは『悪人伝』だ。「誰でも良かった」という無差別殺人鬼が、本当に無差別すぎて、マ・ドンソク演じるヤクザの組長を襲撃。刺されっぱなしではヤクザ稼業も務まらんと、組長は殺人鬼を追跡し、普通に法治国家なので刑事も殺人鬼を追う。しかし殺人鬼は気合いが入っているので、ぜんぜん犯行を止めようとしない。かくして殺人鬼×刑事×ヤクザの三つ巴の死闘が勃発! という、ヴァイオレンス度いっぱいの1本だ。犯罪都市の刑事から一転、本作のドンソクはストレートな武闘派ヤクザを熱演。ギラギラのファッションに身を包み、情け容赦なく人をリンチ。特に食事のシーンの緊迫感はハンパではなく、『悪いやつら』などの弱々ドンソクが嘘のようだ。所々で見せる人としての器のデカさも印象的で、極悪でありながら、同時に何故か兄貴と呼びたくなるカリスマ性も体現していた。最後のとびきりの極悪ドンソク・スマイルも強烈な余韻を残す。普通にコワモテな役も演じられるところを見せ、改めて役者としての幅の広さを証明した。
5.『エターナルズ』(21)156分 マ・ドンソクinハリウッド
マ・ドンソクがハリウッドに殴り込み! しかもマーベル映画! 事前情報が出た時点でドンソクのファンたちを驚愕させた『エターナルズ』。あらすじは地球をメチャクチャ古くから守っていたスーパーヒーローたちの物語なのだが……ここでドンソクに任されたのは、あのアンジェリーナ・ジョリーの相手役である。アンジェリーナ・ジョリーといえば、今のアラフォー的には絶対的なスターの1人であり、様々な伝説を持つ逸材でもある。あまりにもインパクトがデカすぎて、何を演じても「アンジェリーナ・ジョリーや!」となってしまうレベルのスターであり、周りの共演者を圧倒してしまうこともしばしば。しかも今回のジョリーの役どころは、精神的に不安定な最強戦士という、これまた強烈な役どころで……。正直、ドンソクと言えど食われてしまうのではと心配したが、まったくの杞憂に終わる。十八番の“気は優しくて力持ち”をキャラで、不安定なジョリーを献身的にサポートする優しさ、怪物を殴り倒すパワースタイル、自身の怖すぎるビジュアルを逆手に取ったギャグなど、地元韓国で培った魅力を存分に発揮。決してジョリーに食われることなく、マ・ドンソクここにありと見せつけた。
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