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映画『サマー・サークル ~夏の終わりに描く声~』ができるまで Vol.1【CINEMORE ACADEMY Vol.46】

向かって左より、プロデューサー:武中志門氏、監督:平田雄己氏、プロデューサー:天利英里子氏

映画『サマー・サークル ~夏の終わりに描く声~』ができるまで Vol.1【CINEMORE ACADEMY Vol.46】

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プレゼンを決定づけた!?「車窓からの合成映像」



Q:企画プレゼンを準備するために、実際に福島へ行かれたそうですね。


武中:原町無線塔を描くにあたり実際に立っていた場所を見ておきたかった。それが大きな理由です。最終審査が東京国際映画祭での公開プレゼンだったので、自分たちの言葉に信頼してもらえる“重さ”も欲しくて現地に行きました。また、プレゼンの中で一つ武器が欲しくて、「もし現代の原町に無線塔が建っていたら」というビジュアルを作りたかった。素材として街の風景を撮影し、そこに無線塔を合成して「こんなワクワクすることないですよね!」というプレゼンを行いました。


天利:AIを使ってビジュアルを作ることもできたのですが、実際に現地に行って「もし今ここに塔が立っていたら…」と想像できて良かったです。


武中:この物語の登場人物は中学生の男子2人と女子1人ですが、僕らも男子2人と女子1人。まるで物語の3人のように、図書館に行って資料を調べたり、ネットで探した写真がどこから撮られたものなのかを調べていきました。冒険しているようでしたね(笑)。


天利:当時の地図と写真を照らし合わせながら、「ここに橋があるからこっちからのアングルだ」など、図書館にいる私が遠隔で2人に位置情報を伝え、現地の2人に写真を撮ってもらいました。日が落ちる前に撮影しなければならないタイムリミットもあって、楽しかったですね。


Q:公開ブレゼンを拝見しましたが、車の中から撮影された動画に実際に原町無線塔が写っていて驚きました。固定カメラで撮ったのではなく、走っている車の中から見た感じがすごくリアルで、SFとしてのワクワク感を感じました。プレゼンで映像資料を出したのはこのチームだけだったこともあり、強く印象に残りました。


武中:エディターと「このアングルのパース感ならこの写真だね」と相談しながら合成しました。


平田:劇中でキーとなるシーンも、車の中から見える場面を考えていたので、そこを実際に撮ってみようと。




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