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『NEW GROUP』下津優太監督 組体操でホラー映画を作る!【Director’s Interview Vol.557】

『NEW GROUP』下津優太監督 組体操でホラー映画を作る!【Director’s Interview Vol.557】

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恐怖に支配される集団行動



Q:不条理な怖さや面白さを含みつつ、日本人への警鐘も感じます。


下津:今回は山田杏奈さん演じる愛と、青木柚さん演じる優の物語ですが、英語で言うと「I(私)」と「You(あなた)」、つまり「私たちとあなたたち」の物語でもある。人間ピラミッドに、思考停止した日本社会のようなものを当て込みました。ちゃんと、自分の頭で考えて行動しましょうよと。


Q:物語をつくるにあたり高校を舞台にした理由を教えてください。


下津:集団行動には、自分の学生時代の経験も反映しました。当時は恐怖に支配され、先輩や先生に怒られないよう動いていたんです。恐怖に支配されると思考停止して自分の考えを失ってしまう。学校教育はその国の基礎となる部分。それで高校を舞台にしました。


もちろん、災害時に整列できるなど、規律が取れることの良い面はあります。また、今回ご協力いただいた日体大の発表会を見学した際、学生一人一人が考えて作り上げている姿を拝見し、「これは良い集団だな」と強く感じました。



『NEW GROUP』©2026映画「NEW GROUP」製作委員会


Q:劇中、体育の授業で行われる「右へならえ!」「進め!」という集団行動に、転校してきた優が馴染めないシーンが出てきます。私も学生時代に同じように厳しく指導されたので、その記憶がトラウマのように蘇りました。監督も同じように経験されたのでしょうか。


下津:そうですね。大人になって振り返ると「あれは異常だったな」と思う部分はあります。運動部の厳しい環境にいたので、「先輩や先生に怒られないようにしよう」という意識になり、本来の練習の意味を見失ってしまうことがありました。「何のためにこの練習をやっているんだ」という目的が抜け落ちてしまうのは、やはり本質を欠いていますね。


Q:劇中に出てくる「ヤー!」という掛け声は私もやっていました。恐ろしかった記憶を思い出しました(笑)。


下津:そこを共感していただけるのは嬉しいです(笑)。




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