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『Flicker』Peter Clay監督 × 『まわりまわる』乙木勇人監督 趣味とプロ、正反対の映画監督 at SSFF & ASIA 2026【Director’s Interview Vol.568】

※向かって左から乙木勇人監督、Peter Clay監督

『Flicker』Peter Clay監督 × 『まわりまわる』乙木勇人監督 趣味とプロ、正反対の映画監督 at SSFF & ASIA 2026【Director’s Interview Vol.568】

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映画を学んだ、漫才と家の中



Q:乙木さんは、どのようにして映画作りを学びましたか。


乙木:映像制作の原点はYouTubeでした。中学2年生の頃、YouTubeに動画を投稿したことがきっかけです。友達を撮ったりカードゲームで遊んでいるところを撮ったりして、動画をあげていました。高校に上がったら友達との思い出ムービーを勝手に作ったりして…、とにかく撮影と編集が大好きだった。大人になって役者さんと知り合う機会が増え、「役者さんに出てもらえれば、映画やドラマが作れるんじゃないか」と思ったのが映画作りのきっかけでした。映像制作については、中学からやっていたことの積み重ねだと思います。


僕は漫才がすごく好きで「漫才ってショートフィルムだな」と思っていたんです。「M-1グランプリ」などの漫才コンテストをたくさん見て、「なぜ、この漫才は面白いのか」をホワイトボードに書き出していました。漫才をショートフィルムだと見立てて、脚本の勉強をしていましたね。それが、映画作りのスタートでした。


Q:『まわりまわる』の言葉のやり取りも、コントのテンポ感に似ているような気がします。


Peter:コントも定点ですよね。舞台でやるから、観客の目線は定点になる。


乙木:そうですね。コントの客席は定点でワンカットなので、僕の作風もそこから来ていると思います。それこそ『まわりまわる』の人が捌けたり出てきたりするシーンは、お笑いの舞台の影響をかなり受けているような気がします。


Q:Peterさんは、どのようにして映画作りを学びましたか。


Peter:僕も独学で映画作りを学んでいきました。映画を作り始めたのは2022年で、乙木さんのように子供の頃から映像を作っていたわけではありませんでした。ただ、母親が映画や音楽が大好きだったので家ではずっと映画が流れていたんです。


乙木:僕の家も「カートゥーン ネットワーク」とか流れていました。


Peter:僕もカートゥーンはよく観ていました。「おくびょうなカーレッジくん」とか。


乙木:めっちゃ見てた(笑)。


Peter:そういうものはたくさん観てきたのですが、親が邦画を一切観ない人で…。洋楽が流れていて、本も洋書ばかり置いてある家でした。そんな環境の中で、デザインの感覚などが勝手にインストールされていくと同時に、何かを表現したいという気持ちがあって。高校生の頃はバンドをやっていたのですが、22歳になるタイミングで「今後、ずっとやっていきたいことはなんだろう」と考えた時に、思い浮かんだのが映画だった。そこから自分の作品に活かせるように、本や映画から色んなことを吸収してきました。


Q:家でよく流れていた映画はなんですか。


Peter:『チャイルド・プレイ』(88)です。僕はチャッキーが大好きなんです。母の日にチャッキーの人形をプレゼントしたこともあって、とても喜んでくれました。母も兄も今回の「SSFF & ASIA 2026」に『Flicker』を観に来てくれて、嬉しかったですね。


Q:『Flicker』はデザイン性も強いですが、Peterさんはデザインの学校で学んだ経験もないのでしょうか。


Peter:そういう経験は全くないですね。Photoshopとかも自分で触って学んでいきました。あとはPinterestを見るのがすごく好きで、良いデザインがあったらピックして自分の作品に投影できないかと試行錯誤しながら勉強しています。




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