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ハロウィン間近!ユニバーサル・モンスターになろう【川原瑞丸のCINEMONOLOGUE Vol.12】

ハロウィン間近!ユニバーサル・モンスターになろう【川原瑞丸のCINEMONOLOGUE Vol.12】

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透明じゃない透明人間になる方法



 ハロウィンの仮装のモチーフと言えば、もはやそこには縛りなどなく、世の中数多あるキャラクターから選び放題である。もちろんそれはそれでいいのだけれど、だからこそあえて古典的なモンスターの仮装を勧めたい。不気味さとコミカルさ、そしてストーリーを知らずとも強烈に焼きついている普遍的イメージ。なによりも人間が衣装をまとって演じたという点でも仮装向き、そんなクラシカルな怪物たち。そう、ユニバーサル・モンスターズだ。1930年代から50年代まで伝説的なホラー・SF映画を送り出してきた一連のユニバーサル映画群から、今回は3人、個人的に仮装のモチーフに推したいモンスターたちを紹介しよう。


 タイムトラベルと同じくらい人類の空想をかき立てる透明人間だが、ユニバーサルの『透明人間』(原作はH・G・ウェルズ)の方法を使えば簡単になれる。透明であるという正体を隠すため、透明人間ことグリフィン博士は、顔を包帯でぐるぐる巻きにしてサングラスをかけているわけだが、透明人間のイメージとして非常に有名。今見れば顔に包帯を巻いているだけなのだが、異様な姿はその正体への好奇心を誘うし、特殊効果を最低限におさえる工夫としても素晴らしい(包帯をほどくなどして、衣服をつけながらも肉体が透明であることがわかるシーンには、当時では革新的な特殊効果が用いられている)。包帯やガウンといったモチーフはウェルズの原作の時点から登場するが、透明であるはずの怪人をキャラクターとして視覚化したという功績は大きいと思う。

 

 方法としては目出し帽などの顔を覆うタイプのマスクに包帯を貼り付け、サングラスをかけ、スーツなりナイトガウンなりを着れば出来上がり。素肌を隠すのが肝心。視界の確保が難しそうなのでそのあたりは工夫が必要だが、メイクや大がかりな衣装が必要なものに比べれば、だいぶシンプルに済ませられる。まあ、いちばんシンプルな方法は、招待されているハロウィン・パーティに行かないでおいて、後日行ったと言い張ることだろう……。


 最近の透明人間キャラと言えば、ティム・バートンの『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』に登場した透明少年ミラードが記憶に新しい。奇妙な能力を持った子どもたちが保護者ミス・ペレグリンとともに屋敷で暮らしているのだが、一同が会する食事のシーンでミラードはナイトガウンを着て現れる。透明人間とガウンの組み合わせはもちろん『透明人間』からの引用だろう。また、ユニバーサル由来のモンスターたちが勢ぞろいするソニーのCGアニメ『モンスター・ホテル』には、「宙に浮いた眼鏡」というヴィジュアルで透明人間が登場する(名前もずばりグリフィン)。眼鏡のフレームだけで表情が描かれるのだが、そのシンプルさがとてもいい。



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