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『幸せのちから』原題「The Pursuit of Happyness」の誤表記に込められた意味とは?

『幸せのちから』原題「The Pursuit of Happyness」の誤表記に込められた意味とは?

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その後の「幸せのちから」



 ところで、その後のクリスが気にならないだろうか? 映画では、成功して自分の会社を設立し、その会社を億単位で売ったとなっている。その後は、更に大きな会社を設立し、シカゴ、サンフランシスコ、ニューヨークに事務所を構えている。そして、念願のフェラーリも手に入れている。しかも、ただのフェラーリではなく、NBAのスーパースター、マイケル・ジョーダンがかつて所有していたフェラーリを購入したのだとか。


 また、自分と同じような境遇の人々を救うために、一人親の子供たちが大学へ通うための奨学金を設立した。そして、一番大切なことだが、今でも息子のクリストファー・ジュニアとともに生活している。




 本作のセリフで「Happinessという言葉には、YではなくIがある」と言っていた。「I(私)」が見つけた”幸せのちから”。クリスの「幸福の追求」は、追求しようと思って追求したものではなかったように思う。生活をとにかく楽にしたい、もう苦しみたくないと願った先に見つけたのが「幸福」だっただけである。



文:杏レラト<あんずれらと>

雑誌「映画秘宝」(洋泉社)を中心に執筆。著書『ブラックムービー ガイド』(スモール出版)が発売中。



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『幸せのちから』

ブルーレイ発売中 2,381円(税別)

ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

(c)2006 Columbia Pictures Industries, Inc.and GH One LLC. All Rights Reserved.

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