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『バッドボーイズ』ウィル・スミスの初主演、マイケル・ベイの初監督を飾った、新たなアクション映画の幕開け

『バッドボーイズ』ウィル・スミスの初主演、マイケル・ベイの初監督を飾った、新たなアクション映画の幕開け

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アクション映画、新たな時代の幕開け



 『バッドボーイズ』は、アクション映画が新たな時代に入ったことを知らせにやってきたような斬新な映画だった。テレビシリーズ『マイアミ・バイス』(84〜89)などで知られるビーチリゾート地マイアミが本作の舞台で、その『マイアミ・バイス』に、なぜか俳優としてチョイ役で出演しているマイケル・ベイの初監督作品なのだ。


 マイケル・ベイは、CM監督として手腕を発揮し、CM界では威厳のある賞を受賞した後、ミートローフティナ・ターナーなどのミュージックビデオも手掛け、これからが期待されていた。そんなマイケル・ベイの才能を発掘したのが、『ビバリーヒルズ・コップ』(84)のドン・シンプソンとジェリー・ブラッカイマーという大物プロデューサーである。後に『バッドボーイズ』となる元の脚本『Bullet Proof Hearts』は、『サタデー・ナイト・ライブ』で人気のダナ・カーヴィとジョン・ロヴィッツのために書かれたコメディ作品だった。しかし、シンプソンとブラッカイマーは『ビバリーヒルズ・コップ』を当初シルベスター・スタローン主演で考えていたが、寸前でエディ・マーフィに変えたことで成功したのを思い出し、『バッドボーイズ』も同じ手法を取ろうとするのだが、主役2人の配役は難航することとなる。



 『ビバリーヒルズ・コップ』で旧知のエディ・マーフィや、『星の王子ニューヨークへ行く』(88)のアーセニオ・ホール、『ボーイズ’ン・ザ・フッド』(91)のローレンス・フィッシュバーンなどが候補に挙がっていたが、結果、ウィル・スミスとマーティン・ローレンスという、映画主演経験のない2人を抜擢する。


 ウィル・スミスは元々ラッパーだが、映画『メイド・イン・アメリカ』(93)や『私に近い6人の他人』(93)などに出演し、当時テレビシットコム『The Fresh Prince of Bel-Air』(日本未放映/90-96)で人気だった。そしてマーティン・ローレンスも『ドゥ・ザ・ライト・シング』(89)や『ブーメラン』(92)などに出演し、テレビシットコム『Martin』(日本未放映/92-97)では主役を演じ人気者となっていた。テレビ番組の主演で人気を得た2人をシンプソンとブラッカイマーは大抜擢し、新しい映画スターを誕生させたのだった。



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