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  4. 日本アニメの日光東照宮!?『ニンジャバットマン』やり過ぎ傑作アニメを可能にしたものとは? ※注!ネタバレ含みます。
日本アニメの日光東照宮!?『ニンジャバットマン』やり過ぎ傑作アニメを可能にしたものとは? ※注!ネタバレ含みます。

日本アニメの日光東照宮!?『ニンジャバットマン』やり過ぎ傑作アニメを可能にしたものとは? ※注!ネタバレ含みます。


海外ファンの「勘違い日本」をそのまま濃縮還元



 そもそもワーナーブラザースから日本オリジナルのバットマン作品を、というオファーから始まったというこの作品。監督の水﨑淳平、脚本家・中島かずきは最初から国内向けの内容にせず、完全に海外のアニメファンに向けてアイデアを練り上げたという。大きなポイントは海外のファンが勘違いした日本をそのまま提示するというもの。日本人がハリウッド映画で描写される日本文化を目にすると、その勘違いぶりに辟易することがある。しかし、製作スタッフはその勘違いを敢えて作品に取り込み、さらに推し進める方向に舵を切った。そのお蔭(?)でバットマンは今まで見たことのないような、この上なく過剰に過剰を掛け合わせた日本アニメの「陽明門」としてその威容を現したのだ。




 しかし、この「過剰」さを可能にした最大の要因はDCコミックスの「寛容」さかもしれない。作品の内容はバットマンの権利を持つDCコミックスのチェックを受け、OKをもらう必要があった。脚本をDCコミックスにプレゼンする際、監督の水﨑はNGを出されるのでは、という不安がよぎったという。確かに、筆者が同じ立場でもそう思うだろう。特にクライマックスの描写をどのように脚本にしていたのか大いに興味があるし、それが巧みに文章化されていたとしても、(例えばサルが合体し巨大化する!など)すぐに理解されるとは思えない。


 しかし、そんな不安をよそに脚本はDCコミックスの了承をすぐに得られたようだ。もちろんそれまで2年以上に渡り、パイロットフィルムの制作やプロットの確認作業でDCとの意思疎通を図ってきた結果だろう。一方で現在のDCを始めアメコミの世界を支える、文化や価値観を考えてみれば、彼らの作り上げたバットマンが受け入れられたのは至極当然のことだったのかもしれない。



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