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『ベイビー・ドライバー』「音楽」×「アクション」で激走する快作に刻まれた、伝説的カーアクション映画への熱きリスペクト

『ベイビー・ドライバー』「音楽」×「アクション」で激走する快作に刻まれた、伝説的カーアクション映画への熱きリスペクト

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    奇才エドガー・ライト監督が放つ新感覚ムービー!



     使い古された常套句ではあるものの、本作に限っては誰もが終映後、「こんな映画、観たことない!」と興奮気味に口にせずにいられないはずだ。それほどこの映画の唯一無二の存在感は際立っている。そもそも「“カーアクション”と“音楽”が融合した映画」と口にしたところで、その真意は100分の1も伝わらないだろう。言葉では説明不可能。まずは劇場の座席に乗り込み、シートベルトを締め、このリズムとスピードのつるべ打ちに振り落とされないように、しっかりとしがみついていることが先決だ。結果は後から付いてくる。そうやって120分後、やっぱり誰もが「こんな映画、観たことない!」と口にしていること請け合いなのが『ベイビー・ドライバー』なのである。


     手がけるのは英国出身のエドガー・ライト監督。これまで『ショーン・オブ・ザ・デッド』(04)、『ホット・ファズ-俺たちスーパーポリスメン-』(07)、『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』(13)を始めとする数々のハチャメチャな映画で映画ファンを歓喜させてきた英国出身の奇才である。


     彼の最大の特徴はといえば、ジャンル・ムービーをこよなく愛し、その愛情をふんだんに取り入れたミクスチャー的な映画を作り上げるところにある。「ジャンル」と聞くと、その映画の内容がだいたい似通っているかのようなイメージがつきまとうが、ライト監督の映画では一つのジャンルの「入り口」から足を踏み入れたつもりが、結局のところ想像の範疇を超えた「出口」へとたどり着いてしまうのである。「1+1=2」ではなく、これを「100」や「500」にまで大化けさせてしまうのがライト監督の魔術なのだ。


     そんな人気と才能を見込まれ、彼はかつてマーベル映画の『アントマン』(ペイトン・リード監督により15年に公開)の監督に抜擢されていたのだが、スタジオとの方向性の違いが鮮明となり、あっさりと降板。結局のところ彼は「自分の信じる映画作り」を貫いてハイウェイの疾走を続け、その果てに、この驚くべき新感覚の映画へとたどり着くこととなった。



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