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物議を醸した問題作『ナチュラル・ボーン・キラーズ』のクレージーな内幕を暴く!

物議を醸した問題作『ナチュラル・ボーン・キラーズ』のクレージーな内幕を暴く!


ストーンVSレザボア・ドッグス



 しかし、ペン以上に怒ったのがタランティーノだ。彼による脚本は少々シニカルなジャンル映画といった雰囲気だったが、ストーンはメディア批判という社会性をより強く打ち出して書き換えた。『レザボア・ドッグス』の成功により、ある程度モノが言える立場になったタランティーノは、この脚本を返して欲しいと訴えたが、時すでに遅し。タランティーノが低予算で作ろうとしていた『NBK』は、今やビッグバジェットの映画と化し、彼の手の届かないところにあったのだ。


 『レザボア・ドッグス』組で落胆を余儀なくされたのはタランティーノだけではない。同作でMr.ブロンドを演じたマイケル・マドセンもそのひとり。ストーンが当初、主演俳優として想定していたのが彼の『ドアーズ』(91)に端役で出演していたマドセンだったが、さほど名の売れていない俳優の主演起用をスタジオ側は渋り、企画を流そうとした。どうしてもこの映画を撮りたかったストーンは企画を守るために、スタジオの要求を飲む。スタジオ側で提示してきたケビン・コスナーやメル・ギブソンは、どう考えても無理筋だ。妥協点は、当時売り出し中だったウディ・ハレルソン。狂暴性を表現できる彼は、結果的に本作のインパクトを支える存在となる。




 実はひとり、本作のキャストで生き残ったレザボア・ドッグがいる。TVレポーターから取材を受ける博士を演じたスティーブン・ライト。『レザボア・ドッグス』で彼はラジオDJ、K‐ビリーの声を演じていた。



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