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『レザボア・ドッグス』タランティーノを貫くヤクザ映画のスピリット ※注!映画の結末に触れています。

『レザボア・ドッグス』タランティーノを貫くヤクザ映画のスピリット ※注!映画の結末に触れています。

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誕生から四半世紀。今見ても全く古びない魅力



 クエンティン・タランティーノが放った一発の作品が、映画界に激震を与えてから四半世紀が経過した。正確に言えば、サンダンスやカンヌなどの映画祭でお披露目され、さらにアメリカで限定公開されたのが92年のこと。この大きなうねりの日本到着は翌年まで持ち越され、93年4月末の劇場公開の前に、まずは2月に「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」にて公式上映が行われた。もちろん、タランティーノの来日付き。つまり、日本においては本稿がリリースされるこの時期こそ、ちょうど日本上陸から25周年を迎える記念すべきタイミングとなる。


 その『レザボア・ドッグス』ときたら、いま観ても全く古びていないどころか、鑑賞を繰り返すごとに脚本や演技の面白さが沁み出し、この映画のことがますます好きにならずにいられない。一つの大きな勝因としては、無駄を省き、テンポよくタイトにプロットを展開させていく手腕が挙げられるのだろう。たとえば、時間を計りながら作品を見ると、最初のダイナーのシーンが約10分間展開し、その後の「倉庫」という密室へと舞台を移してからも、だいたい10分ごとに次の展開がなだれ込んでくる。このあたり、タランティーノは観客を飽きさせまいと、かなり計算して構築したのではないだろうか。




 とにかくお金も時間も足りない状態だったという製作チーム。キャストは深く役に入り込む暇もなく、現場で「まるで卓球のラリーのように」(クリス・ペン談)撮影をこなしていったという。このストイックな積み重ねがむしろ絶妙なリズムを生み、ラストへ向けて相乗効果を上げていったようにも思える。だがその勢いの陰で、実はこの映画、ラストシーンに大きなミスを抱えることになるのだが、お気づきになっただろうか?



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