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  4. 新鮮さと老練さを併せ持つ『ヘレディタリー/継承』の計算された作品構造とは
新鮮さと老練さを併せ持つ『ヘレディタリー/継承』の計算された作品構造とは

新鮮さと老練さを併せ持つ『ヘレディタリー/継承』の計算された作品構造とは

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圧倒的完成度と恐怖はどこから生まれたのか



 「ホラー」というジャンルは、観客を震え上がらせる以外に、映画界での成功を目指すクリエイターの登竜門としての役割も担ってきた。比較的低予算で制作できるという事情ももちろん、全てを端正に仕上げることができなくとも、瞬間的な部分で光る才能を見せつけることができるからだ。


 しかし、このほど長編を初めて撮りあげたアリ・アスター監督は、そのような瞬発力を発揮しながらも、同時に老練と感じられるような手つきで、圧倒的な完成度のホラー映画を完成させてしまった。それが本作『ヘレディタリー/継承』である。




 このホラーは、突然大きな音を出して観客をびっくりさせるような演出をとっていないにも関わらず、しっかりと恐怖を醸成させることに成功し、さらには名状し難い複雑で不可解な感情を観客に与えることで、映画作品としての深みを獲得している。そんな恐怖や感情は、いったいどこから生み出されるのだろうか。ここでは、その謎を明らかにしていきたい。



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