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『クリード 炎の宿敵』名脚本家スタローンが甦らせた、ロッキーシリーズの魂

『クリード 炎の宿敵』名脚本家スタローンが甦らせた、ロッキーシリーズの魂

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自ら育て上げたシリーズを若者に託したスタローン



 シルべスター・スタローンが生涯最大の当たり役ロッキー・バルボアを8度目で演じた『クリード 炎の宿敵』。ロッキーのライバルだったボクサー、アポロ・クリードの息子アドニスを主人公に据えた『 クリード チャンプを継ぐ男』(15)の続編で、『ロッキー8』ではない。しかしスタローンは新鋭監督ライアン・クーグラーにバトンを渡した前作と違い、今回は『 ロッキー・ザ・ファイナル』(06)以来12年ぶりにこのシリーズで脚本を手がけ、(今度こそ)ロッキーというキャラクターの幕引きにしようとしている。果たしてスタローンが(今度こそ)本気で繋ごうとしたバトンとは、何だったのだろうか?


 そもそも前作『クリード』の企画をスタローンに売り込んだのは若き映画監督ライアン・クーグラー(『 フルートベール駅で』(13)、『 ブラックパンサー』(18))だった。「ロッキー」シリーズの大ファンだったクーグラーが、かつて黒人俳優カール・ウェザースが演じたアポロの息子を登場させて、新しい世代の物語を描けないかと考えたのだ。スタローンが、当時まだ無名の20代だったクーグラーに、自ら育て上げたシリーズを託したことは驚くほかない。



 クーグラーは『クリード』について三部作を構想していたというが、マーヴェル大作『ブラックパンサー』の監督を任され、『クリード2』の企画から離脱することになる(プロデューサーとして名前は残っている)。そこでスタローンが脚本と監督を務める案が持ち上がり、公式に発表もされたが、スタローンは途中で考えを変えた。主人公アドニスを筆頭に、若い世代を描く『クリード』シリーズには若い監督の方が適しているに違いない。そこでクーグラーの推薦で監督に抜擢されたのが、『クリード 炎の宿敵』が長編二作目となるスティーヴン・ケイプルJrだった。



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