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『シャザム!』ジュブナイルな冒険映画の引用と、DC映画の“明るい”未来!

『シャザム!』ジュブナイルな冒険映画の引用と、DC映画の“明るい”未来!


ホラーの名手に感化された新鋭監督の描法



 前作にあたる『アクアマン』では、低予算ホラーの風雲児として知られるジェームズ・ワンがメガホンをとった。予算の都合により18日間という短期間での撮影に挑んだ『ソウ』(04)が世界的な大ヒットを記録し、以降は『インシディアス』(10)や『死霊館』(13)など秀逸なホラー・シリーズを製作。ホラー映画に尽力する傍らで、人気カーアクションの第7作『ワイルド・スピード SKY MISSION』(15)を監督するなど、ジャンルを問わず活躍している。



 そんなジェームズ・ワン監督とともにホラー映画を手がけているのが、新鋭デヴィッド・F・サンドバーグだ。サンドバーグが妻と製作し、ネット上に公開した短編『Lights Out』(13)が好評を博すと、ワーナー・ブラザースが権利獲得に向けて動き出す。ワーナーが権利を得ると、サンドバーグ監督の指揮で長編バージョンの製作が始動、プロデューサーとしてジェームズ・ワンが起用されたことで、ふたりのタッグが始まった。


 長編版となる『ライト/オフ』(16)で頭角を現したサンドバーグは、次いで、“死霊館ユニバース”のスピンオフ『アナベル 死霊人形の誕生』(17)を監督し、再びジェームズ・ワンとチームを組んだ。ホラー映画の寵児として一目置かれるサンドバーグが、商業用長編第3作として抜てきされたのが本作『シャザム!』であり、ホラーとは真逆のコメディだった。




 『アクアマン』に続いて、ホラー出身のフィルムメイカーが監督を担う『シャザム!』は、ホラーチックな恐怖描写が非常にうまく演出されている。立ちはだかるヴィランの恐ろしさや、恐怖をあおる演出の妙には、別格のセンスが光り輝いている。ホラー映画での経験はコメディだろうと揺らぐことはないようだ。また余談だが、本作には“死霊館ユニバース”からアナベル人形がひっそりと登場している。実は『アクアマン』にも登場しており、本作で2度目の出演となるのだが、どこに潜んでいるのかは実際に劇場で見つけてほしい。



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