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『オデッセイ』新たなフロンティアをひとりで生き抜く、宇宙服を着たカウボーイの冒険物語

(C)2016 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

『オデッセイ』新たなフロンティアをひとりで生き抜く、宇宙服を着たカウボーイの冒険物語

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リドリー・スコット会心のSF作



 火星での有人探査を行うNASAのチームと、アクシデントで火星に取り残されたひとりのクルーを描いたSF映画『オデッセイ』。『エイリアン』(79)や『ブレードランナー』(82)など、SFを得意ジャンルとするリドリー・スコットの監督作品だ。劇中、火星の急激な天候悪化により、探査ミッションの中止を決定するチーム。総勢6名のクルーは大急ぎで火星を脱出したが、そのうち1名植物学者マーク・ワトニーはアクシデントにより行方不明となり、宇宙船に搭乗できなかった。しかし、誰もが死亡したと思っていたマークは、幸運にも生きていたことが判明する。



(C)2016 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.


 次の探索チームが火星へ戻ってくるのは4年後。食糧は残り少なく、地球との通信手段は失われている。火星の基地にひとり取り残されてしまった男は、いかにして地球へ戻るのか。


 『オデッセイ』は、見る者を勇気づけ、奮い立たせるポジティブな映画である。見終えるたび、このエネルギーに満ちた人間賛歌に快哉を叫びたくなる。原作の持つ想像力、巧みな脚本化、俳優陣の演技など、さまざまな要素が有機的に組み合わさった結果、映画全体に驚くべきケミストリーが生まれた。名作、傑作の多いリドリー・スコットのフィルモグラフィでも独自の輝きを放つ、会心の一作と呼べるだろう。本作はまた、きわめてアメリカ映画的な特徴を備えており、アメリカ映画がこれまで追求してきたテーマをSFのフォーマットを用いて更新する作品でもある。



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