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『トゥルーライズ』シュワルツェネッガー&キャメロン、T2コンビが確立した「戦い」と「笑い」の黄金比

(C)2012 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

『トゥルーライズ』シュワルツェネッガー&キャメロン、T2コンビが確立した「戦い」と「笑い」の黄金比

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公開25周年、いまだ愛される名作



 『トゥルーライズ』(94)は衝撃だった。いや、「笑撃」といった方が正しいかもしれない。監督ジェームズ・キャメロン。主演アーノルド・シュワルツェネッガー。製作費約120億円(約1億1,500万ドル)。言わずと知れた『ターミネーター』コンビが新作を作るとなれば、どんな大活劇が見られるかと世界中が期待したことだろう。


 しかして放たれたのは、たしかに金をかけまくったド派手なシーン連発の一大スペクタクルだった(製作費が1億ドルを突破したアメリカ映画は、本作が初)。だがこの映画は、れっきとしたコメディである。畳みかけるのはアクションばかりでなく、爆笑に次ぐ爆笑の連鎖でもあった。


 妻と一人娘と暮らす、コンピューター会社の善良なセールスマン、ハリー(シュワルツェネッガー)。だが彼の正体は、米国政府直属の保安組織のスパイだった! 映画は、ハリーがスパイとしてアメリカに入国した中東のテロリストを追う姿と、家長として妻の不倫疑惑&娘の反抗期に苦悩する様子を同時進行で描く。



(C)2012 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.


 キャメロン監督のフィルモグラフィの中でも異彩を放つ作品ながら、老若男女に広く愛されている伝説的一作。成績の面でも、世界興行収入約3億7,800万ドルと大ヒットを記録。本国アメリカでは、『フォレスト・ガンプ/一期一会』(94)、アニメ『ライオン・キング』(94)に続く、1994年のヒット作第3位となった。“シュワちゃん”の愛称で親しまれるシュワルツェネッガーにおいても、代表作の1つとして記憶されている。


 アメリカ同時多発テロの影響で立ち消えとなってしまったが、続編の企画も存在しており、公開25周年となる今年、シュワルツェネッガーと共演者ジェイミー・リー・カーティスの2ショット写真がカーティスのInstagramに投稿されると、多くのファンが「続編を!」とコメントを寄せた。ちなみに、『ターミネーター4』(09)のマックG監督によるドラマ版が、動画配信サービス「Disney+」で配信予定だ。


 『T2』コンビの作品であることを差し引いても、どうして『トゥルーライズ』はここまで愛され続けているのだろう? 本稿では、本作の成り立ちや裏話、各シーンを振り返りつつ、まるで衰えない魅力に迫っていきたい。



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