(c) 2020 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & (c) DC Comics
『ワンダーウーマン 1984』ガル・ガドット 女性のエンパワーメントについていつも話し合ってきた【Actor's Interview Vol.9】
いつも考えていた女性のエンパワーメント
Q:ドラマ部分のほうはいかがですか? あなたが演じるワンダーウーマンは、強い部分だけではなく弱さもありますよね。
ガル:そうなの。ワンダーウーマンは女神という設定だから完全無欠の存在でもある。でも、そういうキャラクターにみんなが思い入れしてくれるかしら? だから私は、彼女に温かいハートがあるところをみんなに見せたかった。そして、ハートをもつ人間は傷つきやすくもある。それも知らせたかった。葛藤して悩んで泣くことだってある。それもとてもとても重要だった。彼女はスーパーヒーローだけど、常にいろんなことを探求し、不安を抱え、心配しているの。今回は、もしかしたら前作よりもそういう部分を見せることが出来たように思う。さっきも言った彼女の孤独感もその一部よね。
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Q:1作目は大成功を収めました。さまざまな反響があったと思いますが、もっとも印象的だったのはどんなことでしたか?
ガル:多くの人たちが、私たちの映画が子供たちに大きな影響を与えたことを語ってくれたの。それは私をとても謙虚な気持ちにしてくれたし、大きな喜びとなった。そのなかで、一番嬉しかったのは、ある父親の話よ。彼は、まだ幼い息子を連れて『ワンダーウーマン』を観に行ったのだけれど、劇場から出て来た息子の最初の言葉が「パパ、僕、大きくなったら女性になりたい!」だったというのよ。素晴らしいと思ったわ。
私たちはいつも女性のエンパワーメント(力を与えること)について話し合い考えて来た。そのとき、重要になるのは男性たちの存在なの。彼らの考え方が変わらない限り女性をエンパワーすることは出来ない。だから、私たちは一緒に手を組んでこの偉業をやり遂げなきゃいけない。この映画には、そういうメッセージも込められていて、その少年には一番理想的な形で届いたことになる。だから、本当に嬉しかったのよ。