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『余命10年』今村圭佑撮影監督 やっていることは自主映画の時と変わらない【Director’s Interview Vol.190】

『余命10年』今村圭佑撮影監督 やっていることは自主映画の時と変わらない【Director’s Interview Vol.190】

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長い撮影期間で変わっていくイメージ



Q:今回は小松菜奈さんと坂口健太郎さんが素晴らしい演技を見せます。セッションするような感覚で撮影されるということは、二人の化学反応によって距離感なども変わっていくものでしょうか。


今村:撮影していくにつれて、最初のイメージが変化していくことはよくあります。特に今回は1年かけて季節ごとに撮影していったこともあり、撮影の最初と最後でかなり変わりました。この作品をドキュメンタリータッチで撮るのか、ドラマテイストで撮るのか、大きな分かれ道もありましたね。


作品の内容的には、ドキュメンタリータッチで撮ったほうが良いと思い、最初はすごい長玉(望遠レンズ)で遠くから撮ったりしていたのですが、撮影がすすむにつれて、その距離感ではない気がしてきました。小松さんと坂口さんの演技を見ていると、カメラはもっと近くに寄って二人を捉えた方が良いのかなと。


今回は、撮影しない期間が季節ごとに長くありました。その間に感覚や考え方が変わっていくんです。それは僕らスタッフだけではなく、俳優の二人も同じだと思います。普段の映画作りとはまたちょっと違う感覚でした。



『余命10年』©2022映画「余命10年」製作委員会


Q:撮影期間の違いが画に影響するのですね。


今村:ものすごく影響していると思います。なかでも主演二人の関係値は一番変わったんじゃないかな。季節ごとの撮影の間は、それぞれ2ヶ月くらい時間が空いていたのですが、その間は皆ほかの仕事をしているわけです。その間に人間的にも少しずつ変わっていきますよね。それがすごく大きかった。それはそのまま完成した作品に表れていますね。





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