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『エルヴィス』オースティン・バトラー 友人に絶対エルヴィスを演じるべきと直訴された 【Actor’s Interview Vol.22】

(C)2022 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved

『エルヴィス』オースティン・バトラー 友人に絶対エルヴィスを演じるべきと直訴された 【Actor’s Interview Vol.22】

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「真実」の演技を追求したい



Q:あなたの年齢だと、エルヴィスをリアルタイムで見ていないわけですが、何か特別な思い出は?


オースティン:僕は祖母と仲が良いのですが、1950年代に青春時代を過ごした彼女はエルヴィスの大ファンなんです。家ではいつもエルヴィスの曲をかけているし、TVではエルヴィスの映画をよく観ている。祖母の家の風景の一部がエルヴィスで、僕も子供の頃から彼の映像や音楽に触れていました。ただ今回の映画のためにリサーチをして、僕のエルヴィスの知識は氷山の一角だと認識し、驚いたのも事実です。


Q:エルヴィスが生きていたら、どんなことを話したいですか?


オースティン:ひたすら一緒に時間を過ごしたいですね。アメフトなんかやってみたい(笑)。この映画を観てもらって、僕のパフォーマンスに満足してくれたら、最高にうれしいですけど……。



『エルヴィス』(C)2022 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved


Q:『エルヴィス』とは関係なく、あなたの俳優としての現在に最も影響を与えた人や作品を教えてください。


オースティン:マーロン・ブランドやジェームズ・ディーン、そしてロバート・デ・ニーロでしょうか。『エデンの東』(55)、『タクシードライバー』(76)、『レイジング・ブル』(80)、『キング・オブ・コメディ』(82)が大好きな作品です。その意味で、監督ではマーティン・スコセッシですね。日本映画も、黒澤明監督の『七人の侍』(54)のような名作に夢中になりました。子供の頃、父がいつも昔の映画を観ていて、毎晩僕は横に座っていたのです。おかげで過去の名作をたくさん吸収し、大きなインパクトを受けた気がします。


Q:俳優としてのポリシーは?


オースティン:真実の演技をすることです。真実ではないと感じた瞬間ほど、最悪な気分になることはありません。仕事では、正直であることがポリシーで、真実を追求していきたいです。


Q:次回作は『DUNE/デューン 砂の惑星』(21)の続編ですね。


オースティン:最も美しい映画体験のひとつになることを期待しています。ドゥニ(・ヴィルヌーヴ)は大好きな映画監督の一人なので、彼と、そしてあのキャストとコラボレーションできるなんて、これ以上の幸せはありません。



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取材・文:斉藤博昭

1997年にフリーとなり、映画誌、劇場パンフレット、映画サイトなどさまざまな媒体に映画レビュー、インタビュー記事を寄稿。Yahoo!ニュースでコラムを随時更新中。




『エルヴィス』

7/1(金)ROADSHOW

配給:ワーナー・ブラザース映画

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