2020.09.29
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ジェームス・ブラウン=魂
ジェームス・ブラウン、その名は魂(ソウル)を意味する。まさしく本作の邦題通りの男だ。1953年にデビューした彼には多くのニックネームが存在するが、「ゴッドファーザー・オブ・ソウル」や「ソウル・ブラザー・ナンバー・ワン」など、ジェームス・ブラウン=魂であることを示している。
そんなジェームス・ブラウンには数々の伝説が存在する。もちろん伝説だけでなく、実際にアメリカ音楽界に多大なる功績と実績を遺しており、彼なしにはアメリカ音楽を語れないと言っても過言ではない。そのような偉大なミュージシャンの伝説と人生を映画化したのが本作だ。
ジェームス・ブラウン役には、『42~世界を変えた男~』(13)『ブラックパンサー』(18)のチャドウィック・ボーズマン。監督は、『ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜』(11)のテイト・テイラー。ジェームス・ブラウンの伝説の1つにも絡んでいる(後述する)、ザ・ローリング・ストーンズのミック・ジャガーもプロデューサーとして名を連ねている。