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製作から30年超、今も衰えぬ『ブルース・ブラザース』の破壊力とは?

(c)Photofest / Getty Images

製作から30年超、今も衰えぬ『ブルース・ブラザース』の破壊力とは?

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始まりはサタデー・ナイト・ライブの人気キャラクター



 『ブルース・ブラザース』――この映画を語るとき、何から話していいものか、いつも戸惑う。とにかくエネルギッシュだから。笑いも、カーアクションも、音楽も、ダンスも、そして痛快なストーリーや破壊のスペクタクルも。どれをとっても規格外でパワフル。見る度に活力が体内にみなぎってくる。こんな感触を覚えるのは筆者だけではないだろう。で、あれこれと迷いつつも本稿では音楽とカーアクションの方面から、その魅力について記していこう。


 まずは基本をおさらい。ジェイクとエルウッドのブルース・ブラザースは、全米のコメディ番組「サタデー・ナイト・ライブ」の人気キャラクターとして産声を上げた。ブルース、すなわち伝統的な庶民的黒人音楽を愛し、それを現代に甦らせようとする二人組。デブのジェイクにジョン・ベルーシ、のっぽのエルウッドにダン・エイクロイド。いずれも米国のコメディ史に名を残す存在だ。



 ベルーシはジョン・ランディス監督のコメディ映画『アニマル・ハウス』(78)の撮影の空き時間に、R&Bやソウル、ブルースなど、1950~60年代のブラックミュージックを聴きこんだことから、その世界にどっぷり浸かるようになった。一方のエイクロイドは、ブルースハープの奏者でもあり、ベルーシにこのキャラの話を持ちかけられ、乗ることになった。


 ブルース・ブラザースはお笑いキャラである。が、奏でる音楽は本気だった。それはバックのバンドからも明らかだ。ギターのスティーヴ・クロッパーとベースのドナルド・ダック・ダンは1960年代の黒人音楽の名門スタックス・レコードのハウスバンドに在籍していたレジェンド的なプレーヤーで、ブッカーT&MG’sのメンバーとしても多くの楽曲を残している。人気コメディアンだったベルーシから直々に電話をもらった彼らは、最初はからかわれていると思ったという。また、ドラムのウィリー・ホールはその後のスタックスの音楽的な屋台骨を担っていた。これだけの凄腕のミュージシャンを迎えた以上、ブルース・ブラザースのふたりもお遊びで終わらせるわけにはいかない。



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