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『デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム』公開記念! 俳優・デヴィッド・ボウイが魅せる多彩なキャラクターたち

©大島渚プロダクション (c)Photofest / Getty Images

『デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム』公開記念! 俳優・デヴィッド・ボウイが魅せる多彩なキャラクターたち

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デヴィッド・ボウイ財団が保有する膨大な映像アーカイブを元に製作された、財団唯一の公式認定ドキュメンタリー『デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム』がいよいよ3月24日(金)から公開される。デヴィッド・ボウイといえば、誰もが認める伝説のロック・スターだが、そのカリスマ性は数々の映画の中でも発揮された。今回は『デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム』の公開を記念して、デヴィッド・ボウイが“俳優”として臨んだ映画を紹介していく。


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『戦場のメリークリスマス』(83) 監督:大島渚



©大島渚プロダクション


まず馴染み深い日本映画(日本・イギリス・オーストラリア・ニュージーランド合作)から『戦場のメリークリスマス』。大島渚監督の傑作と名高い本作は、デヴィッド・ボウイもさることながら、ビートたけし、坂本龍一といった異色のキャスティングが話題を呼んだ。昨年には4K修復版も公開。


1942年、戦時下のジャワ島。日本軍の俘虜収容所で起こったある事件の処理に、粗暴な日本軍軍曹ハラ(ビートたけし)と温厚なイギリス人捕虜ロレンス(トム・コンティ)が奔走していた。一方、ハラの上官で規律を厳格に守る収容所所長のヨノイ(坂本龍一)は、ある日、収容所に連行されてきた反抗的で美しいイギリス人俘虜のセリアズ(デヴィッド・ボウイ)に心を奪われてしまう…。戦闘シーンのない戦争映画。


『戦場のメリークリスマス』大島渚×デヴィッド・ボウイ×ビートたけし×坂本龍一 異色の戦争映画が実現するまでの軌跡




『地球に落ちてきた男』(76) 監督:ニコラス・ローグ



(c)Photofest / Getty Images


次に紹介する作品はデヴィッド・ボウイが映画初主演を果たし、演技力も高く評価された『地球に落ちてきた男』。ウォルター・テヴィスの同名小説をニコラス・ローグ監督が映画化したSF作品である。


ある日、宇宙船が地球に落下。地上に降り立ったその宇宙人(デヴィッド・ボウイ)は、人間と変わらない容姿を持っていた。その後、人知を超えた科学技術を元に、巨大企業を作り上げることに成功。そしてニューメキシコで出会った女性ルー(キャンディ・クラーク)との生活も始まるが、心の中では、不毛の荒地と化す母星に残した妻子のことを思っていた…。のちにデヴィッド・ボウイが「ただ自分でいるだけであの役に完璧に合っていた」と語るように、現実の姿と役がうまくマッチし、抜群の存在感を放っている。



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