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『THE WITCH/魔女 ー増殖ー』シン・シア×阪元裕吾 スペシャル対談 監督もぜひ韓国で作品を撮ってください!【Director’s Interview Vol.316】

『THE WITCH/魔女 ー増殖ー』シン・シア×阪元裕吾 スペシャル対談 監督もぜひ韓国で作品を撮ってください!【Director’s Interview Vol.316】

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アクションで相手と息を合わせる重要性



Q:一見普通に見える少女がとんでもなく強い。という設定は『THE WITCH/魔女』と『ベイビーわるきゅーれ』にも通じますが、その“圧倒的強さ”を見せる演技や演出はどのように生み出されているのでしょうか。


阪元:自分の映画では主役がスタントパフォーマーだったので、彼女は日々ミット打ち等をやっているせいで筋肉のつき方や見え方が変わってきていました。まるで「人体の不思議」のような感じですが、佇まいから違うんです。アクション監督が武術の“立ち方”を指導している部分も大きかったですね。


シン・シア:では私もミット打ちが必要ですね(笑)。


阪元:『THE WITCH/魔女 ー増殖ー』では、他のキャラクターは決めゼリフがあったり、動きが凄まじかったりしますが、この少女は常に棒立ちです。その佇まいに演出は入りましたか?



(左から)『THE WITCH/魔女 ー増殖ー』主人公の少女役シン・シア、『ベイビーわるきゅーれ』シリーズ阪元裕吾監督


シン・シア:監督の頭の中には、少女が呆然と立っているという画が出来ていたと思います。私に対して特に細かい演出はありませんでしたが、「オーラを感じさせて欲しい」と言われました。


阪元:監督にそう言われてどのように対応されましたか?


シン・シア:撮影前にイメージトレーニングをしました。カメラを置いて自分自身を撮りながら、表情や姿勢、佇まいを観察し、少女の動きや表情を研究していました。また現場では、出来るだけリアルさを出すように努めていました。アクションをしながら感じたのは、闘う相手と息を合わせることの重要性。少女の圧倒的な力を見せるために、私が相手を投げたら、その人は吹き飛んでいく必要がある。相手役の皆さんは苦労されたと思います。裏では多くの方々の努力があったんです。



『THE WITCH/魔女 ー増殖ー』©2022 NEXT ENTERTAINMENT WORLD & GOLDMOON FILM.All Rights Reserved.


阪元:少女がヤクザの親分の足を潰すシーンでは、親分役の演技が面白かったですが、そこでも息を合わせたのですか?


シン・シア:親分役の俳優さんはかなりキャリアのある大先輩なので、私は足を踏むのを躊躇していたのですが、ご本人が「やりたいように踏んでいいよ」と言って私に合わせてくれました。その一言のおかげで、肩の力を抜いて演じることができましたね。




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