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『ナイトボーン -夜哭-』ハンナ・ベルイホルム監督 恐怖という感情を扱うこと、内面を外形的に表現する【Director’s Interview Vol.585】

Ⓒ 2025 Elokuvayh/ö Komee4a Oy, Filmai LT, Bluelight, Getaway

『ナイトボーン -夜哭-』ハンナ・ベルイホルム監督 恐怖という感情を扱うこと、内面を外形的に表現する【Director’s Interview Vol.585】

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内面にあるものを外形的に表現する



Q:赤ちゃんの動きは、主にアニマトロニクス人形を用いて撮影されたそうですが、撮影はいかがでしたか。


ベルイホルム:入念な事前準備が必要で、テイクもかなり重ねました。パペットを多用したことで、すべてのショットを綿密に計画しなければならなかったのです。パペットの操演者をどこに配置するか、パペットを操るワイヤーやロッドがどこを通るのか、そしてカメラをどこに構えるか。そういった技術的な側面をすべて計算する必要がありました。



『ナイトボーン -夜哭-』Ⓒ 2025 Elokuvayh/ö Komee4a Oy, Filmai LT, Bluelight, Getaway


通常はひとつのシーンをワンカットで通して撮影しますが、今回はごく短いカットを積み重ねるしかありませんでした。パペットは1回の撮影でひとつの小さな動きしかできないからです。非常に複雑な作業ではありましたが、私自身は楽しんでいました。何かにチャレンジすることにはやりがいがありますし、挑戦すること自体が楽しいですからね。


Q:前作と本作はどちらもホラーというジャンルでしたが、ホラーという枠組みで映画を作ることには、どのような思いがありますか。


ベルイホルム:映画を特定のジャンルに当てはめるのはあまり好きではないのですが、確かに私の作品はホラー映画と呼ぶことができると思います。ホラーは、人々の恐怖という感情を扱うことができる、非常に興味深いものです。私にとって、恐怖は非常に大きな感情です。ホラーでは、キャラクターの内面にあるものを外形的な形として表現することができると思っていて、それは映画作家にとって、実に魅力的なことです。私自身、ホラー的な想像力を持っているところがあるので、こうしたホラーの世界観や光景にとても親近感を覚えるのです。



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監督/脚本:ハンナ・ベルイホルム

フィンランド出身。長編デビュー作となるホラー・ドラマ『ハッチング -孵化-』は、2022年のサンダンス映画祭でワールドプレミア上映され、75以上の国と地域に販売され、Rotten TomatoesのGolden Tomato Awardsでは、2022年ベストホラー映画の第8位に選ばれている。また『ハッチング -孵化-』は多くの映画祭で受賞・ノミネートされており、フランスのジェラルメール映画祭ではグランプリとヤング審査員賞を受賞。シッチェス・カタロニア国際映画祭では最優秀特殊効果賞を獲得し、フィンランドのユッシ賞でも3部門受賞を果たす。



取材・文: 藤原亮太

CINEMOREの編集部員兼ライター。95年生まれ。西川美和『永い言い訳』をきっかけに映画好きに。近年は、エドワード・ヤン、ジョン・カサヴェテスの映画に夢中。日本のインディペンデント映画を盛り上げていくために日々奮闘中。




『ナイトボーン -夜哭-』

8月28日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開中

Ⓒ 2025 Elokuvayh/ö Komee4a Oy, Filmai LT, Bluelight, Getaway

配給:NOROSHI、ギャガ

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