みんなで白い設計図に色を塗っていく
Q:今までは監督と3人でやってきたと思うのですが、いろんなスタッフが加わってきている中で、皆さんのモチベーションはどうなってきていますか。
天利:映画は観た人の数だけ感想が発生すると思いますが、準備段階でも同じです。脚本を読んだ人の数だけ感想が出てきて、それがすごく面白い。いろんな人の意見やエッセンスを取り入れて、白い設計図に色を塗っていく。それが今の段階なんだと感じています。
武中:受け取った台本をどう良くしようかと、みんながそれぞれに考えてくれているのをすごく感じます。面白いですね。
Q:映画制作に携わるようになって、映画の見方は変わりましたか。
天利:変わりましたね。例えば、キャラクターが持っている物の傾向として寒色系なのか暖色系なのか、キャラクターの好みを出すように演出をしているんだろうなと。映画を観ながらそんなことを考えるのが面白くなりました。平田監督とも「主人公のハルカはどういう物を好んで買うのか」などの話もしましたし、そうやって1人の人間を作っていくのが面白いです。
Q:いよいよ撮影ということで、次回「Vol.3」を収録するのは、撮影後になりそうです。CINEMOREも現場にお邪魔してレポートさせていただく可能性もありますが、撮影がどうだったか、早く聞きたいです。
武中:ぜひ来てください。舞台となる福島県の浜通りは「いろんな人に行ってもらいたい」と思える、そんな場所です。浜通りが持つ素敵な空気感みたいなものを、映画を通して伝えたいなと。
天利:皆さん本当に暖かくて、ぜひ行ってみてほしいです。
Q:最後に、皆さんへメッセージをお願いします。
天利:前回もお話しましたが、まずは作る側である私たちとスタッフの皆さん、役者さんたちと楽しみながら作りたいと思っています。その楽しい雰囲気と物語を映画としてまとめて、ちゃんと皆さんにお届けしたい。そんな思いで頑張っておりますので、応援よろしくお願いいたします!
武中:平田監督も僕も天利もそうですが、初めて作る長編映画になるので、気持ちはかなり乗っています。高い熱量でここまで走ってきているので、このまましっかり駆け抜けて、その熱量がスクリーンを通して皆さんに届くような映画にしたいと思っています。ぜひ楽しみにお待ちください!
プロデューサー:武中志門
1994年生まれ、2017年太陽企画入社。2022年にJAC AWARD PM部門グランプリ受賞。2023年にDMM.TV「Naokiman Horror Show」でプロデューサーデビューを果たし、太陽企画 社内に長尺コンテンツ製作チームmove-を立ち上げ、チームリーダーを務める。
プロデューサー:天利英里子
1990年、神奈川県出身。2013年に太陽企画入社。2025年JAC AWARD プロデューサー部門グランプリ受賞。2022年『[窓] MADO』で、協力プロデューサー兼演出部として参画、2025年『秒速5センチメートル』で演出部として参画。
取材・文:CINEMORE編集部
FFF Award 2025 公式サイト:https://fffaward.com/