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拡張するジョーカーの世界【川原瑞丸のCINEMONOLOGUE Vol.31】

拡張するジョーカーの世界【川原瑞丸のCINEMONOLOGUE Vol.31】

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アニメや映画とはまた一味違うゲーム版





 2010年にリリースされたビデオゲーム「アーカム・アサライラム」から始まったアーカムシリーズは、今やバットマンのゲーム化作品の代名詞的シリーズである。そのタイトル通り、ゴッサムの犯罪者たちの多くを収容するアーカム病院を舞台に、バットマンがジョーカーの企みを暴く「アーカム・アサイラム」、地域一帯を巨大な刑務所に作り変えられたスラム街の中バットマンが陰謀に立ち向かう「アーカム・シティ」、それらの前日譚にあたる「アーカム・ビギンズ」、それからスケアクロウの野望を阻止しながら謎の戦士と対決する「アーカム・ナイト」からなる。


 バットマン自体はもちろん、お馴染みのキャラクターたちがかなり重厚にアレンジされているが、ジョーカーも凄まじい形相である。それでいて基本的にはお馴染みの衣装なので、映画ともアニメとも違う独特の雰囲気を持ったバージョンとなっている。前述のアニメ版同様マーク・ハミルが声をあてているが、見た目も手伝ってより凶悪そうな声音に感じられる。痰の絡んだような笑い声も生々しい。ハミルによるジョーカーの集大成のような気もするが、ここまでジョーカーに振り切ったあとで、まさか再びルーク・スカイウォーカー役に戻るとは思いもしなかったなあ。


 ハーレイ・クインも登場してジョーカーの企みを支えるが、こちらは実写化よりも先のヴィジュアル化となるので、それまで2Dの中にしかいなかったハーレイの3DCG化は当時新鮮に感じたのを覚えている。最初こそ道化メイクにマスクをつけていたものの、シリーズが進むにつれてメイクは薄くなり、道化の帽子を彷彿とさせるようなヘアスタイルも控えめになっていき、ちょっと奇抜な格好のお姉さん程度になったのだが、このスタイルは『スーサイド・スクワッド』にも受け継がれていったようだ。



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